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Author:結城利也
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みらくるわーるど!エンジェル

Another Story

ACT5「狂科学者レイカ」

山奥の洋館

地下の研究室

機械をいじくるレイカ
「レイカ、居る?」
「う〜ん、フィーリア?ちょっと待ってて。」
レイカの言葉に従い入口部分で待機するフィーリア
「え〜と、・・・OK。・・・お待たせ。それで、用件は?」
「例の奴はどうなの?」
フィーリアの言葉に何かに気付き口を開くレイカ
「大丈夫よ。今から起動する所。」
そう言うと機械を操作するレイカ
それと同時にカプセルが光る
しばらくして光が止むとカプセルが開く
その中には女性の姿が有った
「おはよう。私の事解る?」
「・・・オハヨウゴザイマス、マスター。命令ヲ。」
女性の言葉を聞いてニヤリと笑うレイカ
「貴女は何者?」
「Metal Doll Type―00デス。」
女性の言葉を聞き再度ニヤリと笑うレイカ
「フィーリア、言っていた物は?」
「大丈夫、持って来てるよ。」
そう言うと紙袋を見せるフィーリア
「さてと、貴女に名前を付けないとね。」
「名前、デスカ?」
「えぇ。無いなら無いで不便だし。」
「ハァ。」
レイカの言葉に呆れる女性
「それで名前だけど〜・・・・・・、黒い薔薇。ブラックローズ。貴女の名前よ。」
「Black Rose。・・・了解シマシタ。Masterレイカ。」
Bローズの言葉にニヤリと笑うレイカ
「それじゃ、彼女から洋服を受け取って。そうしたら、行くわよ。」

駅前のとあるビルの屋上

そこにはシグーネとルナの姿が有った
「シル姉から連絡が有りました。向こうが動き始めるようです。」
「成程。・・・それじゃ手助けに行きましょうか?ねぇ。」
シグーネの言葉に頷くと飛び出すルナとシグーネ

放課後

とある公園

そこにミオとセイナ。それにニコの姿が有った
「あれから一週間経つけど、特に何も起きては無いんですよね?」
セイナの問いに頷くミオとニコ
「何も起きて無い事は良い事なんだけど、何か不安になるんだよね。」
「う〜ん、それなら今の内に彼女を起こして来ようかな?」
ニコの言葉に疑問に思うミオとセイナ
「ニコ、その人って、頼りになるの?」
「うん。とても頼りになる人。ミオには解るけど、ウィンディー様に仕えてた人だよ。」
“ウィンディー”
その名前を聞いて納得するミオ
「それじゃ、お願いして良い?」
「解った。なるべく早く戻るね。」
そう言うとその場から去っていくニコ
「ミオちゃん。ウィンディーさんって?」
「えっと、それは・・・。」
説明しようと思った瞬間
―見つけましたよ、天女族の巫女―
ふと女性の声が聞こえ、声のした方を見るミオとセイナ
「誰?」
「初めまして。私茶和麗華と申します。突然ですが、我が主の為、死んで貰います。」
レイカがそう言うと同時に飛び出す一人の女性
「ミオちゃん、危ない!」
セイナの一言でその場から飛退く2人
そのまま2人が居た場所に着地する女性
「ブラックローズ。狙うのは茶色い髪の方よ。」
「Yes、Masterレイカ。」
そう言うとミオの方を見るブラックローズと呼ばれた女性
「ミオちゃん!」
―おっと、貴女の相手は私ですよ―
そう言って姿を現す女性
「フィーリア、そっちはお願いね。」
「解ってるわ。」
そう言うと剣を抜きセイナを見るフィーリア
―ルナティックシューター―
ふと女性の声が聞こえると同時に無数の魔力球体が公園内に降り注ぐ
そしてそのまま煙幕を形成する
「煙幕?ブラックローズ!逃がしちゃダメよ!」
「了解。」
そう言うとセンサーを起動させるブラックローズ
―失礼―
女性の声が聞こえると同時に吹き飛ばされるブラックローズ
そのままミオ・セイナの気配と共に消え去る女性
煙幕が晴れる頃にはレイカ・ブラックローズ・フィーリアの姿しかなかった
「申シ訳御座イマセン。逃ゲラレマシタ。」
「・・・仕方無いわ。撤収するわよ。」
レイカの言葉にその場から消える3人

とあるビルの屋上

―良かった。無事で―
女性の声に口を開くミオ
「ありがとうございます。月夜さん。」
そう言うミオの視線の先にはルナの姿が有った
「間に合って良かった。まさか本命が出て来るなんてね。」
そう言うと公園の方を見るルナ
「貴女達が世界を平穏にする者だとしたら、彼女達は世界を混沌にする者。
言っている意味は解るわよね?」
「えぇ。解ります。今迄は普通に魔界から来る魔物だけだと思っていたので・・・。」
そう言うと俯くミオ
「解ったでしょ?アレが倒すべき相手なのよ。」
ふと聞こえるシグーネの声
「シグーネ。」
「どう?戦力は少しでも多い方が良いでしょ?」
シグーネが問い掛ける
シグーネの問いにセイナを見るミオ
「私は、ミオちゃんに任せます。」
セイナの返事を聞いてシグーネとルナを見るミオ
「お願いします。」
ミオのその言葉を聞いて口を開くルナ
「決まりね。っと、そちらの拠点、何処なのかしら?」
ルナの言葉に考えるミオとセイナ
それを見て呆れるシグーネとルナ
「それなら、私のお屋敷にしましょう。広いですから。」
「なら決まりだね。住所は?」
ルナの問いに答えるセイナ
「どうも。それと、先に行っててくれない?後から行くから。」
「はぁ、まぁ良いですけど。待ってますから。」
ミオがそう言うと屋上から去っていく3人
3人が去ったのを確認して口を開くルナ
「居るんですよね?フィーリアお姉様に、シルヴィーお姉様。」
ルナの言葉に姿を現すフィーリアとシルヴィー

続く
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続き〜。

3話

秋華⇒

魔界での名は夜叉。魔獣王の名を持つ。人間名は朱悠秋華(しゅゆう しゅうか)

神具で有る、炎槍ヴォルケスと炎魔法ファラフレイムを持つ

アスタロト⇒

ググレ

シグーネ⇒

フルネームは、「ノーストル=シグーネ=アスタロト」

アスタロト卿の娘で魔術に長ける

褐色の肌に緑色の髪が特徴

羽咲市⇒

SFac恒例。まじふら〜AK迄SKの拠点となる。KOS時に消失

ルナ⇒

本名「月夜瑠那(つくや るな)」

シルヴィーこと間宮風濫を姉と慕う魔術師。

グラン式オールラウンドデバイス「ナイトオブムーン」を持つ

4話

アースランサード⇒

シグーネが使う土魔術。範囲攻撃。地面から土の槍を出現させ攻撃する魔術

初期動作で地面に手を付く為読まれやすい。

ルナティックレイン⇒

ナイトオブムーンを用いて使用する魔術。

魔力球体を上空に打ち出し、対象の上空で拡散、そのまま降り注ぐ魔術

ライトニングストーム⇒

ミオが使う雷魔術。範囲攻撃。無数の落雷を落とす

アクアストリーム⇒

セイナが使う水魔術。範囲攻撃。水流を発生させ飲みこむ。言うなれば津波

水の槍⇒

正式名称「アクアランサード」。セイナが使う水魔術。名の通り水で出来た槍を飛ばす。

術者次第では1〜10本迄射出可能。

サンダーブレイド⇒

ミオが使う雷魔術。雷で剣を形成し、そのまま切りつける。



以上です。
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あけました〜。 (遅!!!

ってな訳で今回はみら!エンアナザーについてです。

各話毎に行きますよ。



Re―Makeレイカ

レイカの進む道⇒

気が付いたら医者から離れてた。まぁ、ナノマシンを用いての治療。と掲げてたが、次第に違う方向へ。

リア(フィーリア)のしてた事⇒

主ラビス復活の為の準備。その為に唯に資材の調達を頼んだ。

レイカの存在は偶然。まぁ、高校時代から目を付けていたらしいとの事(本人談

封印されているラビス⇒

これは後々

変死事件と大学での研究⇒

ナノマシンを用いて人間を機械にし、忠実な人形にする。黒さが伺える研究である。

続いて1話

神楽巫緒⇒

言わずと知れた主人公。オリジナルよりちょっとだけ性格を変えています。

得意なのは剣術と風、及び雷の魔術

ニコ⇒

ミオに付き従うハーピィの少女

主な役割は情報収集等のサポート

メディエルの魔法⇒

設置型で、待ち伏せして発動するタイプ。基本は石化

漆黒の薔薇騎士⇒

名乗ってはいませんが、シルヴィーです。

2話〜♪

水無月聖魚⇒

オリジナルからはガラリと性格が変わって、ガチなお嬢様。

お屋敷に関してはそのうち。

得意なのは水魔術と水魔術に準じる回復魔法

ライトニングボルト⇒

ミオが使用する雷魔術。

掌から雷を放出する。@範囲攻撃

ライトニングストライク⇒

ミオが使用する雷魔術。イカヅチを手に纏わせそのまま投げつける魔術。

SFac常連なら「トロン」に近い魔術

霧⇒

実はセイナが使用する水魔術。正式名「ミストフィールド」

名の通り一定範囲に霧を発生させ、雷耐性を下げる。



今回はこのへんで。
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Another Story

ACT4「ミオとシグーネ」

ルナからある程度の事を聞き口を開くシグーネ
「成程ね。取りあえずはその天女族に挨拶しに行きましょうか。」
「解りました。」
そう言うと移動を開始する2人

放課後

見回りも兼ねて港の倉庫街にやって来たミオ・セイナとニコ
「ニコ。何か気配は?」
「う〜ん、今の所特には無いよ。」
ニコの言葉に一安心するミオ
「ミオちゃん、あそこ。誰か居る。」
セイナの言葉に視線をセイナが示した方へと向けるミオ
そこには2人の女性が居た
「ミオ。一人、魔族だよ。気を付けて。」
「ニコ。・・・うん、解った。」
そう言うと再度視線を2人の女性に向けるミオ
その視線を受け、口を開く2人の女性
「シグーネさん。あの2人の内右側の茶色の髪が天女族の神子です。」
「へぇ〜。もう一人は?」
「調べた所によると人魚族の王女との事です。」
ルナの言葉に納得しながら口を開くシグーネ
「成程ね。彼女の目的は解ってるから力量を見てみるわ。前衛、お願いね。」
シグーネの言葉を聞き剣を持つルナ
「了解です。」
「地よ、隆起し我が敵を撃て。アースランサード!」
シグーネがそう言って地面に手を付けると同時にミオ達を土の槍が襲う
咄嗟に回避するミオとセイナ
「土なら。」
そう言うと詠唱を始めるセイナ
「行って。アクアストリーム!」
そう言うと水流がシグーネに向かって飛んで行く
その直後三日月が現れ水流を切り裂く
「クレセントムーン。彼女をやらせはしませんよ。」
そう言うと剣を向けるルナ
ルナの言葉に口を開くミオ
「遠近両用。竹刀か木刀でも持ってくれば良かった。」
それを見てか再度口を開くルナ
「来ないの?それなら、こっちから行くわよ。」
そう言うとルナの剣が杖に変わる
「ルナティクレイン。当てないでね。」
―Yes Master―
返答を聞くと杖の先端を上に向けると魔力を射出するルナ
その直後ミオとセイナの周囲に多数の魔力の雨が降る
その中を突っ込んで来るミオ
「ナイトオブムーン。魔力障壁展開。」
―YES Master―
電子音声の後左手を突きだすと障壁が展開する
その障壁に攻撃を防がれるミオ
「シグーネ!」
ルナがそう言うと同時にミオの足元から土で出来た槍が無数に現れる
咄嗟に回避するミオ
「今のを避けるなんて、中々だね。」
「そこそこ出来るみたいですね。」
シグーネに続き感想を漏らすルナ
「(さて、そろそろシル姉が何かする筈だけど・・・)」
心の中でそう呟くルナ
それと同時に周囲に召喚魔方陣が展開される
「召喚術!クッ!一体誰だい!」
「とりあえずする事は1つですよ。シグーネさん。」
ルナの言葉に納得すると口を開くシグーネ
「そうね。」
そう言うと同時に地面に手を付けるシグーネ
それと同時に召喚された悪魔達を大地の槍が貫く
それを見て口を開くミオ
「セイナさん。私達も。」
「えっ?あっ、うん。」
セイナの返事を聞き詠唱に入るミオとセイナ
「ライトニングストーム!」
「アクアストリーム!」
2人の魔法で消失する悪魔達
それを横目で見るシグーネ
「へぇ、中々ね。」
ふとシグーネの背後に迫る悪魔
「シグーネさん!危ない!!!」
ルナの言葉に気付き振り返るシグーネ
そこには腕を振り下ろそうとする悪魔の姿が有った
「(やば!)」
シグーネがそう思った直後
多数の水の槍が悪魔を貫く
「えっ?」
シグーネが疑問の声を上げた直後
「サンダーブレイド!!!」
雷で出来た剣で悪魔を切りつけるミオの姿が有った
そのまま悪魔は消失していった
それを見て一安心するルナ
「・・・助けられたみたいね。ありがとう。」
「えっ?いえ、危ないって思ったから。」
ミオの言葉に笑みを浮かべるシグーネ
「アタシの名前はシグーネ。とある目的でここに来たの。
貴女達を襲ったのは実力を測りたくて。」
「本当にごめんなさい。けど、闇を振り払う光はより強い方が良いから、その為に。」
シグーネに続き口を開くルナ
「っと、私はルナ。月夜瑠那よ。」
「えっと、神楽巫緒です。こっちは・・・。」
「水無月聖魚と申します。」
2人の名を聞き口を開くルナ
「へぇ〜。そちらのお嬢さんは水無月財閥の令嬢ね〜。」
「知っているのですか?」
ルナの言葉に問い掛けるセイナ
「名前ぐらいわね。それよりも、どう?共同戦線を貼らない?」
ルナの提案に悩むミオとセイナ
「ルナ。普通はこうよ。」
シグーネに言われ考え直すルナ
「それなら、貴女達が倒すべき闇と戦う時には、協力する。それならどう?」
「・・・戦力が増えるのは良い事ですが、月夜さん達に何の得が有るんですか?」
「あちゃ〜、痛い所突かれた。」
「当たり前よ。」
ルナの言葉に突っ込みを入れるシグーネ
「でも、良いんじゃない?悪い人には見えないし。」
ふと横から口を開くセイナ
「う〜ん。」
セイナの言葉に悩むミオ
「まぁ、考えておいてよ。時間は、まだ有るから。行きましょう、シグーネさん。」
そう言うと転移魔方陣を展開させ、その場から去っていくルナとシグーネ

それを見下ろす2人の人影
「レイカ、あれが対象の天女族の巫女よ。」
「へ〜。勿論一緒に来てくれるんでしょ?フィーリア。」
レイカの言葉に少し間を開けて口を開くフィーリア
「えぇ、勿論よ。それと、シルヴィーも来ると思うし。」
「それは心強いわね。・・・稼働可能は来週の半ばよ。」

続く
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ACT3「魔族の王女」

魔界

とある場所を目指す馬車
その馬車の中にはシルヴィーと紅い髪の女性が居た
「突然呼び出してごめんなさいね、シルヴィー。」
初めに紅い髪の女性が口を開く
「秋華さん。別に大丈夫です。
お姉様からの自身で判断して動きなさいって言われてますし。」
「そう、フィーリアが。」
秋華がそう言うと疑問を口にするシルヴィー
「所で、何処に向かっているんですか?」
「ん?えっとね、魔界の四大魔王の一人、アスタロト卿の居城よ。」

アスタロト卿の居城

「私はアスタロト卿に会って来るから、シルヴィーは修練場にでも行っていて。」
「分かりました。」

修練場

修練場に姿を見せるシルヴィー
「へぇ、良いわね。設備も、人員も。」
そう言うと修練している中へ歩みを進めるシルヴィー
「誰だ貴様!名を名乗れ!」
シルヴィーに気付いた人物が口を開く
「夜叉様の所の騎士、シルヴィー。四大魔王アスタロト卿の兵の実力が知りたいのです。」
「・・・よかろう。私が相手になる。」
「ありがとうございます。」
そう言うとレヴィキスに手を掛けるシルヴィー
隊長と思われる人物も剣に手を掛ける
同時に動きだしすれ違い様に居合いで斬り合い、
すぐさま方向転換した時に、決着は付いていた
「剣を納めなさい。」
シルヴィーの言葉にバックステップで距離を開ける隊長
「くっ。認めない。認めないぞ!」
―そこ迄よ!―
不意に女性の声が響き渡る
それと同時にシルヴィー以外の全員が片膝を付く
「良いわよ、気楽にしていて。私は、そこの彼女に用事が有るのだから。」
そう言いながら姿を現したのは褐色肌の魔族の女性
「貴女ね。親王様が言っていた魔獣王の連れって。」
「いきなり失礼ですね、名も名乗らないなんて。」
魔族の女性に対しそう言い放つシルヴィー
「失礼。私はシグーネ。ノーストル=シグーネ=アスタロトよ。」
魔族の女性、シグーネの名を聞き剣を納め口を開くシルヴィー
「これは失礼致しました。私はシルヴィー=ラス=フィーリアと申します。」
そう言うとお辞儀をするシルヴィー
「へぇ〜。後で私の部屋に来て頂戴。色々と話がしたいわ。」
「解りました。」
「ありがとう。」
そう言うと修練場から去っていくシグーネ
それと入れ替わりに姿を見せる夜叉
「シルヴィー。」
「秋華さん。もう良いんですか?」
シルヴィーの言葉に頷くと口を開く秋華
「それよりも、今のシグーネ様よね?何話してたの?」
「特にこれと言って。ですが、お呼ばれしました。」
シルヴィーの言葉に軽く驚く秋華
「へぇ、それなら案内するわ。付いて来て。」
そう言うと移動を開始する秋華と、秋華に付いて行くシルヴィー

シグーネの部屋の前

部屋の前迄来ると口を開く秋華
「それじゃこれで。終わったらこの城のメイドに声を掛けて。今夜はお泊りだから。」
「はい、解りました。」
シルヴィーの言葉を聞くと去っていく秋華
秋華が去ったのを確認してドアをノックするシルヴィー
―どなたでしょうか?―
ドアの向こうからメイドらしき女性の声が聞こえる
「シグーネ様のお部屋でしょうか?シルヴィーと申しますが・・・。」
―少々お待ち下さい―
そう聞こえると何やら奥で話をしている模様
少しすると再びドアの向こうから声が聞こえる
―お待たせ致しました。ノーストル様がお待ちです―
そう言うとドアが開く
「失礼します。」
そう言うと部屋に入るシルヴィー
「それではごゆっくり。」
そう言うと部屋から出ていくメイド
ドアが閉まると奥からシグーネの声が聞こえる
「来たわね。まぁ、こっちに来て。」
「はい。」
シグーネの言葉に答えると奥へと歩みを進めるシルヴィー
「参上致しました。お話とは何でしょうか?」
シルヴィーに問われ口を開くシグーネ
「シルヴィー。貴女、純粋な魔族では無いでしょう?」
「・・・何の事でしょうか?」
「とぼけないで!正直に答えなさい。」
シグーネの言葉に観念したのか口を開くシルヴィー
「えぇ、シグーネ様の言う通りです。私は人間から魔族になりました。」
「やっぱりね。けど、何故元人間が魔獣王の信頼を得ているの?」
更に問い掛けるシグーネ
「それは、私が生まれ育った場所。羽咲市と言う所に関連しています。」
「・・・聞かせて。」
シグーネの言葉に頷くと口を開くシルヴィー
「羽咲市は、魔法等を使える人間。能力者が集まって出来た特殊部隊が居ます。
魔界的に言えば、治安部隊や近衛等ですね。」
シルヴィーの言葉に頷くシグーネ
「その部隊と敵対し、時には味方となったとある魔族の女性。
その女性が、私が魔族になった大きな理由です。」
「その魔族、名前は?」
「・・・黒薔薇の騎士、フィーリア。
その魔族が、私を魔族にし、そして私が尊敬する魔族です。」
シルヴィーの言葉を聞き口を開くシグーネ
「成程ね。気にいったわ。貴女の生まれた世界の事、詳しく教えて。」
「・・・御意。」

2〜3時間程経過するとドアをノックする音が聞こえる
「誰?」
―ノーストル様。親王様がお呼びです。
それと、おられましたらシルヴィー様もご一緒にとの事です―
「解った。今行くわ。」
―解りました。失礼致します―
そう言うとドアの前から気配が消える
「私迄って、何だろう?」
「行けば解るさ。行こう。」
シグーネの言葉に頷くシルヴィー

王の間

―失礼致します―
そう言って入って来るシグーネとシルヴィー
そこにはアスタロト卿と秋華の姿が有った
2人が来たのを確認して口を開く秋華
「早速ですが、ノーストル様。人間界に興味はお有りですか?」
秋華の質問に驚くシグーネ
「有ると言えば、有るけど・・・。何か企んでるの?」
シグーネの言葉に観念する秋華とアスタロト卿
「失礼。実はとある魔族が人間の錬金術師の力を借りて復活しようとしているの。」
「お前には人間界に赴きその錬金術師を倒して貰いたい。」
秋華・アスタロト卿と次いで口を開く
「シルヴィー。もしノーストル様がその気なら協力してあげて。」
秋華の言葉に頷くシルヴィー
「どうする?我が娘よ。」
アスタロト卿の言葉を聞き口を開くシグーネ
「答えは決まっている。私は、人間界へ行くわ。」
その言葉を聞き口を開く秋華
「決まりね。1週間後、私の国へ来て下さい。そこで人間界への扉を開きます。
シルヴィー、それ迄は側に居てあげて。」
「はい、夜叉様。」

1週間後

夜叉こと、秋華の納める国

城内中庭

そこに秋華・シルヴィー・シグーネと、秋華の側近リースと何人かの魔術師の姿が有った
「それでは今からシルヴィーと共に人間界へとお送り致します。」
「ありがとう、夜叉。」
「いえいえ。感謝の言葉は全て終わってからですよ、シグーネ様。」
秋華の言葉に再度口を開くシグーネ
「そうだったわね。」
「それじゃ初めて。」
秋華の言葉に詠唱を始める魔術師達
「シルヴィー、向こうに着いたらシグーネ様の事をよろしく。」
「解っています。」
シルヴィーが答えると同時にシグーネとシルヴィーの足元に魔方陣が展開される
「シグーネ様、ご武運を。」
秋華がそう言うと同時に転移魔法が発動し、その場から消えるシグーネとシルヴィー

とある港の倉庫街

そこに一人の女性が何かを待っていた
ふとそこに転移魔方陣が現れる
魔方陣から姿を現すシグーネとシルヴィー
それを見て口を開く女性
「シル姉!」
それに気付き口を開くシルヴィー
「ルナ。ちゃんと待っていたのね。偉い子。」
そう言うとシグーネに視線を移す
「あの方がこの前言った魔族よ。彼女の言う事聞いてあげてね。」
「はい。解ってます。」
そう言うとシグーネを見るルナ
「初めまして。月夜瑠那と申します。」
「ノーストル=シグーネ=アスタロト。シグーネで良いわ。
・・・で、シルヴィー。どう言う事?」
そう言いながらシルヴィーを見るシグーネ
「私はちょっとしなければならない事が有りますので離れます。その変わりですよ。」
「・・・信頼出来るの?」
「えぇ。私の自慢の妹ですから。」
シルヴィーのその言葉を聞いて納得するシグーネ
「解ったわ。けど、忘れないでよ。」
「解っています。ルナ、お願いね。」
「はい。」
ルナの返事を聞くと転移魔方陣でその場から去っていくシルヴィー
「さて、道筋がてらこちらの事、ご説明致します。」

続く
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