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Author:結城利也
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銀装妖精

ACT16「天使再臨」

特機隊隊室

一先ず隊室に戻って来たシア達
パソコンを操作しながら口を開くシア
「フィーリアさんの探知である程度は解ると思いますが、細かな場所を特定しておきたい。」
「確かにね。セシリアは自身の気配を隠すのに長けているから。」
フィーリアの言葉を聞いて落胆する桜と銀麗
―お困りかしら?―
ふとパソコンから女性の声が聞こえる
その言葉に驚く一同
―本牧埠頭の第8倉庫群のC棟。そこに彼女は居るわ―
「…貴女は一体?」
―…コードネームヘヴン。そうとだけ言っておくわ―
そう言うと音声が途切れる
女性の名前を聞き考え込むフィーリア
「フィーリアお姉様?」
フィーリアの態度に疑問を感じ口を開くルナ
「ルナ、どうしたの?」
「いえ、ただ何か思い当たる節が有るみたいだったので…。」
ルナの言葉に笑みを浮かべるフィーリア
「ありがとう、ルナ。フィーナ、行きましょう。
私達には楽園の天使の守護が付いているから。」
「フィーリアさん。…はい!」

同時刻

警視庁某所

「ふう。」
そう一息付くとパソコンの前から立ち上がる女性
「あれ?主任、何処か行くんですか?」
ふと近くに居た男性が声を掛ける
「えぇ。けど、行くって言うのは間違いよ。」
主任と呼ばれた女性の言葉に疑問に思う男性
「私は帰るの。聖騎士達の元へ。」
「…そうですか。お世話になりました。」
その言葉を聞いて男性の頭に手を置く主任と呼ばれた女性
「自信を持ちなさい。貴方達は私の立派な教え子よ。」
「…主任。ありがとうございます!」
「他の子にもよろしくね。」
そう言うと部屋から出て行く主任と呼ばれた女性

某所

椅子に座り何かを考えるセシリア
そこに姿を現すヴェイア
「ヴェイア、完成したの?」
「はい。お望み通りの物が出来上がりました。フィン、こちらへ。我が主に挨拶を。」
ヴェイアの言葉に姿を現す黒き鎧を纏いし女性
「初めましてマスターセシリア。漆黒の人形騎士、フィンと申します。」
そう言うとお辞儀をするフィン
「量産仕様も仕上がっております。いつでも。」
「ありがとう、ヴェイア。」

本牧埠頭

倉庫街に来たシア達
ふとシア達の前に1人の女性が現れる
「初めまして。いえ、お久し振りとでも言いましょうか。聖騎士達よ。」
女性の言葉を聞いて口を開くシア
「…長野以来ね。漆黒の姫君セシリア。」
シアの言葉にくすりと笑うセシリア
「久しいわね、雷帝。何しに来たのかしら?…いえ、目的は解っているけど。
…用件は、月の姫君、フィーナ=ファム=アーシュライトでしょう?」
「正解。彼女を返してくれないかしら?セシリア。」
そう言いながら拳銃を向けるシア
「…交渉が決裂すると解っていて向けているでしょう?フィーナ=ラス=レイピア。」
「…楓とルナは支援を!桜・銀麗は私と一緒にセシリアを!」
そう言うと魔力を解放するシア
―Form Silver Fairy―
電子音声と共に銀装を纏う桜と、瞬時に銀装を纏う銀麗
―Wake Up Shooting Form―
同時にデバイスを起動する楓とルナ
「多勢に無勢ね。それに…漆黒の薔薇も居るようですし。」
そう言うとフィーリアに視線を移すセシリア
「アリシア!ヴェイア!」
セシリアの言葉に姿を現すアリシアとヴェイア
更に現れる漆黒の鎧を纏った女性達
その内の一人がセシリアの側に付く
「紹介するわ。私に忠実な漆黒の騎士、フィンよ。フィン、顔を見せてあげなさい。」
セシリアの言葉に兜を外すフィン
兜の下から出て来た顔に驚くシア達
「フィーナ、姫。」
「フィン、兜を戻しなさい。」
セシリアの言葉に兜を付けるフィン
「ヴェイアの技術は素晴らしいわね。さぁ、彼女を倒せるかしら?」
セシリアの言葉と同時に鎧姿の女性達が駆け出す
―Lighting Shooter―
電子音声と共に光の矢がその場に降り注ぐ
「楓ね。…桜と銀麗はフィーナ様を。フィーリアさんはセシリアを。
私はヴェイアを相手にします。」
「で、アリシアは?」
フィーナの言葉に突っ込むフィーリア
―私がするわ―
不意に女性の声が響く
それと同時に空から降り立つ機械鎧(マシンナリーアーマー)を纏った女性
その鎧を見て口を開くフィーリア
「ヘヴンエンジェル。…まさか、羽純?」
フィーリアの言葉に鎧を解除する女性
その下から出て来た顔は…
「お久し振りね。フィーリア。それにフィーナも。白井羽純、帰ってきましたよ。」
羽純の言葉を聞き口を開くシア
「では羽純さんはアリシアをお願い致します。」
「了解。最近は内勤専門だったからね。思いっきり行くよ。」
それを見て口を開くセシリア
「面白い。ならば、来い!」

続く


次回予告

ついに始まったセシリアとの戦い
勝つのはどちらか?
そしてフィーナ=ファム=アーシュライトを救えるか?
次回ACT17「光と闇の戦い」
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銀装妖精

ACT15「動乱」

外交を終え、ホテルに戻って来たフィーナ姫達一行
「ではフィーナ様。翌朝10時にお伺い致します。」
「ありがとう、シア。お休みなさい。」
フィーナ姫の言葉に礼をしてからその場から立ち去るシア達
それを確認してドアを閉めるフィーナ
「何とか無事に終わりましたね、姫様。」
「えぇ、そうね。これで月と日本の友好が結ばれれば良いけど…。」
そう言うと俯くフィーナ
「きっと大丈夫ですよ、姫様。」
「…ありがとう、ミア。」
そう言って微笑むと同時に床に魔方陣が現れる
「ミア!」
咄嗟に叫びミアをかばうようにして立つフィーナ
それと同時に魔方陣から1人の女性が姿を現す
「何者です!名を名乗りなさい!」
強気な態度で口を開くフィーナ
その言葉に何かに気付く女性
「これは失礼致しました。私はセシリア。漆黒の姫君セシリアと申します。
月の王女フィーナ=ファム=アーシュライト様。」
「セシリア、と言いましたね。夜分に何用です。」
フィーナ姫の言葉を聞き口を開くセシリア
「ご用件はお1つ。貴女をさらいに来ました。」
セシリアの言葉を聞きフィーナを庇うように立つミア
「邪魔をするのなら、容赦致しませんよ。」
そう言うとセシリアの足元に再度魔方陣が浮かび上がる
「どうなろうが、知らないわよ!」
そう言うと魔法の球をミア目掛けて放つセシリア
魔法の球はそのままミアに命中する
「ミア!」
たまらず叫ぶフィーナ
「だ、大丈夫で…えっ?」
―大丈夫です―
そう言おうとしたミアは自身の身体を見て驚いた
何故ならば魔法の球を食らった箇所から金化して来ているからで有る
「姫様、お逃げ…下…さ…………。」
最後迄言いきれずに金と化すミア
「ミア!嘘でしょ?何か言って!言いなさい!」
「無駄ですよ、フィーナ姫。彼女は私の魔術で完全なる金と化したのですから。」
その言葉にセシリアを睨みつけるフィーナ
「あら、怖い怖い。ですが、私と共に来て頂きますよ。」
そう云うとフィーナを睨むセシリア
それと同時に身体に疑問を感じるフィーナ
「貴女、一体何をしたの!」
「簡単です。貴女様の身体のコントロールを奪っただけです。
そう、貴女様は自身の意思で動けないだけです。さぁ、行きましょう。」
そう言うと転移魔方陣でその場から去っていくセシリア

それとほぼ同時にドア開け部屋の中に入って来るシア・楓・ルナ
部屋の中には金化したミアと、居なくなったフィーナ姫。
それと微かな魔力を感じ口を開くシア
「してやられたわね。とりあえずミアを。」
そう言うと治癒魔法をミアに施す
治癒魔法を施すと直ぐに金化が解除されそのまま倒れこむミア
「楓、ミアをお願い!」
「あっ、はい。」
シアの言葉に答えるとミアを抱え部屋を出て行く楓
「さてと、居るんでしょ?出てきたらどう?…風濫。」
シアの言葉の後口を開きながら姿を見せる女性
「残念。風濫じゃ無いのよ、フィーナ。」
その言葉を聞いて振り返り、姿を見て驚くシア
「…フィーリア。それよりも、この任務中はシアで呼んで。こんがらがるから。」
「了解。それよりも、懐かしい気と魔力が残留しているわね。」
フィーリアの言葉を聞いて確信を持つシア
「やっぱり。風濫無いし、フィーリアならそう言うと思った。この気質に魔力。犯人は…。」
「「セシリア。」」
同時にその名を口にするフィーリアとシア
「そうなると確実に異端の練成師も居るわね。ちょっと分が悪いかもよ。」
「それでもやるだけですよ。それが…「SK、でしょ?」
フィーリアに言われやれやれと言った感じで口を開くシア
「そうですね。フィーリアさん。追えますか?」
「任せて。アインス、付いてきてるでしょ?」
フィーリアの言葉に姿を見せるアインス
「風濫と聖に連絡。山下公園の一番海寄りで合流って。」
「はい。解りました。」
そう言うとその場から消えるアインス
「フィーリアさん。私は仮眠室に行ってから行きますので下で。」
「OK。解ったわ。」

ホテル入口

そこにはフィーリア・シア・楓・ルナ・桜に銀麗の姿が有った
「銀麗、ごめんね。夜中に。」
「大丈夫ですよ、シアさん。慣れてますから。」
笑顔で答える銀麗
「ありがとう、銀麗。それでは行きましょう。」

某所の研究室

「ヴェイア、素体の状態はどうかしら?」
そう言いながら研究室に入って来るセシリア
「セシリア様。直ぐにでも行けます。それと、量産仕様は既に。」
「早いわね。助かるわ。それじゃ素体の方は直ぐに仕上げて。お願いね。」
「了解致しました。セシリア様。」
ヴェイアの答えを聞くと研究室から去っていくセシリア

続く

次回予告
セシリアに連れ去られたフィーナ姫
拠点を何処に置いているのかも解らないフィーナ達
そこに懐かしき顔が現れる
その顔とは一体?
そしてフィーナ姫は?
次回ACT16「天使再臨」
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銀装妖精

ACT14「再会〜妖艶なる闇の調べ〜」

横浜市内

某ホテルスイートルーム

「改めて、月の王国の姫、フィーナ=ファム=アーシュライトと申します。」
そう言うと側に居たメイドの少女に視線を移すフィーナ姫
「姫様のお世話をさせて戴いています、ミア=クレメンティスです。」
ミアがお辞儀したのを確認して側に居るもう一人の女性に視線を移すフィーナ姫
「月王国特別護衛隊隊長の月夜瑠那です。…お久し振りです。」
ルナの言葉に笑顔を浮かべるフィーナ・楓・桜
「では、こちらも。特殊護衛隊の隊長、フィーナ=ラス=レイピアです。
少々ややこしいので、シア。如月紫亞とお呼び下さい。」
そう言うと楓達を見るフィーナ。否、シア
「えぇ、解りました。以後そう呼称致します。」
「ありがとうございます。ではこちらも順々に。」
そう言うと楓を見るシア
「現天宮市警特殊機動隊隊長で今回の護衛隊の副隊長を務めます、水代楓です。
よろしくお願い致します。」
礼をすると一歩下がる楓
「特別護衛隊の久住桜と言います。よろしくお願いします。」
桜も礼をすると一歩下がる
「えっと、水科銀麗です。経験は浅いですけど、何とか頑張りますので、よろしくお願いします。」
「銀麗。緊張しすぎ。フィーナ様、彼女は学生ですので、任から離れる事も有ります。
ご了承を。」
「あっ、フィ…じゃないや。シアさん。それは大丈夫です。
上の方の人が掛け合ってくれたみたいで、学校の方は心配無しです。」
銀麗の言葉にいささか疑問を残しながらも納得するシア
「以上の他に別働隊でフィーリア=カルナード。間宮風濫。アインスの3名が居ります。」
「こちらのユア。…いえ、無月聖と共に行動すると思いますので、大丈夫でしょう。」
「ご感謝、ありがとうございます。」
フィーナ姫の言葉に礼をするシア
「それでは明日の10時にまたお越し致します。それ迄に出発出来る状態にお願い致します。」
「えぇ、解りました。それと、月夜。」
突然フィーナ姫に呼ばれるルナ
「は、はい。何でしょうか?」
「今宵のみ任を外れる事を許可します。この地の友人と楽しい時間をお過ごしなさい。」
「…あっ、ありがとうございます。」
そう言うと礼をするルナ
「それでは私達はこれで。おやすみなさいませ、フィーナ様。」
「えぇ、おやすみ。」
フィーナ姫の返事を聞きミアの残し部屋から出て行く一同

廊下

廊下に出ると口を開くシア
「とりあえず銀麗は早く寝なさい。楓と桜は…長過ぎないでね。」
シアの言葉に頷く楓・桜・銀麗
「私はちょっと出てくるから。それじゃ。」
そう言うとその場から去っていくシア
「それじゃ、行こうか。ルナ。」
「うん、楓。」

臨港パーク

そこにはフィーリア・アインス・風濫に聖の姿が有った
―4人揃って、何を企んでるんですか?―
ふと女性の声が聞こえる
その声を聞いて口を開く風濫
「フィーナさん。そちらの方は良いんですか?」
風濫の言葉に姿を現すフィーナ
「えぇ。フィーナ様はお休みになったわ。銀麗も寝かしたし。」
「楓と桜はルナとお話。って所ですか?」
風濫の問いに頷くフィーナ
「本題に入ろう。今回の訪問、何か起きると思うか?」
聖の問いに真剣な表情になる4人
「何も起きないのが一番だけど、可能性は考慮すべきね。」
最初に答えるフィーナ
「そうね。風濫から事情は聞いたけど、それでも黒い気質がまだ漂っているわ。」
次いで口を開くフィーリア
「要警戒か。フィーナ。俺達は俺達で裏からサポートする。
表沙汰に出来ない事も、多分するだろう。その時は、頼むぞ。」
「その点に関してはこっちと向こうの許可は得ています。
優先すべきは、フィーナ姫の安全ですから。」
フィーナの言葉を聞き笑みを浮かべる聖
「成程。それじゃ、表の方は任せたぞ、フィーナ。」
「了解です。聖さん。それでは。」
そう言うとそこから去っていくフィーナ
フィーナが去ったのを確認して口を開く聖
「さて、大体見当は付いてるだろ?フィーリア。」
「…大まかだけどね。魔族特有の気質を感じてるし。」
そう言うと夜の海を見るフィーリア
「なら決まりだな。アインスは俺と。フィーリアは間宮と一緒だ。何か有れば逐一報告。
…フィーナにもな。」
「解った。」
フィーリアが返事をするとそこで解散となった

その後は何事も無く進み、帰国前日となった
事件は、そこで起きた

続く

次回予告
帰国前日に事件が起きた
フィーナ姫が何者かにさらわれたのだ
さらった者は?そしてその目的は?
次回ACT15「動乱」
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銀装妖精

ACT13「月の王国のお姫様」

指定日の2日前

神奈川県警特殊機動部隊隊室

そこには特機隊メンバー全員と風濫にフィーリア
それと天宮から楓とアインスが来ていた
「天宮市警特殊機動部隊隊長の水代楓です。」
「同隊補佐のアインスと申します。」
「県警特機隊隊長の結城利也だ。よろしく。
って言っても今回はそちらのメンバーオンリーだから、あまり会う機会も無いだろう。」
結城が挨拶がてらぼやく
「そうで有れば良いんですがね。それと、命令権は誰に?」
「私よ。楓。」
楓の疑問に名乗り出るフィーナ
フィーナの言葉に納得する楓
「けど、非常時にはワンマンアーミーも許可されているわ。解るでしょ?」
フィーナの言葉に頷く楓
「結城、詳細来たぞ。ファックスで。」
倭が声を出す
「詳細は?」
「明後日の11時に羽田空港第1ターミナルに有る……ゲームセンターだそうだ。」
倭の口から出た集合場所に絶句する一同
「上にも、こう言う人が居るんだな。」
「そうだな、倭。」
苦笑しあう倭と結城

約束の日

集合場所にはフィーナ・楓・桜・銀麗の姿が有った
「アインスさんに間宮先生。それにフィーリアさんは居ないんですね。」
「風濫達はバックアップみたいなもんだから。」
桜の疑問に応えるフィーナ
その時ふと一人の男性がフィーナ達に近づく
「天宮市警特殊機動部隊の方々でしょうか?」
男性の質問に頷くフィーナ
「失礼。自分は警視庁の者です。お迎えにあがりました。」

港内

「警視庁の泉と申します。」
「SKの水代です。さて、一体何処の国から来るのですか?それが疑問です。」
楓の言葉に苦笑いをする泉
「流石SK。お教えしましょう。今回訪れるのは、月の王国の姫君です。」
泉の言葉に驚く桜と銀麗
「あまり驚かれないのですね。」
「ん?まぁ、月に国が有って人が居る事は解ってるし。」
「知り合いも居ますからね。」
泉の疑問に応えるフィーナと楓
「そうですか。もうそろそろ到着です。」

泉の言葉から10分後

一機の飛行機から団体が降りてくるとそのままフィーナ達の前に並ぶ
「お初目にかかります。月の王国の姫、フィーナ=ファム=アーシュライトと申します。」
「こちらこそ。天宮市警特殊機動隊所属で今回の護衛隊の隊長を務めさせて頂きます、
フィーナ=ラス=レイピアと申します。」
フィーナの名前を聞き驚く月の一行
「私と同じ名前ですね。よろしくお願いします。」
「はい、こちらこそ。隊の紹介についてはホテルに着いてからでよろしいですか?」
「えぇ、構いません。その時にこちらも。」
フィーナ姫の言葉に頷くフィーナ
「フィーナ様。」
ふと後ろから口を開く男性
「ユア。どうしました?」
「しばしの間任を離れます。よろしいですか?」
ユアの言葉に口を開くフィーナ姫
「許可します。事情は月夜から聞いていますから。」
フィーナ姫の言葉に月夜と呼ばれる女性を見るユア
「やれやれ。…ありがとうございます。後程合流致します。」
そう言うと転移魔方陣で消えるユア
「では、参りましょうか?」
「はい。」

羽田空港第1ターミナル展望デッキ

そこに転移して来るユア
するとそこには3人の女性が居た
「お出迎えはお前達か。フィーリア・アインス。そして、間宮。」
「お久し振りです、無月さん。」
そう言って礼をする風濫
「聖。カヤキスに付いてなんだけど…。」
「解っている。月に居ながらも、予感みたいなのは有った。」
「そう。なら良いわ。」
そう言うと俯くフィーリア
「とりあえず今回の訪問に関して俺は裏で動く事を了承されている。」
「了解。なら4人で動く事になるわね。」
フィーリアの言葉に頷く聖
「心配は無用だと思うが、どうにも嫌な予感が拭えない。」
「聖。…それについては同感ね。私も、何か感じるのよ。」
フィーリアの言葉に笑みを浮かべる聖
「珍しいな、お前と気が合うなんて。」
「なんとでも言いなさい。」

続く

次回予告
ホテルに到着した一行
そこで各自自己紹介をする
そして、懐かしい仲間との再会も
裏で動き出す新たな闇
次回ACT14「再会〜妖艶なる闇の調べ〜」
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DATE: CATEGORY:SS
こんばんわ〜、こないだ26になった管理人です。
今回はみら!エンSSですよ〜。
ちなみに、このRe―Makeレイカからアナザー的なみら!エンのSSが始まります。
本家のるりょうにさんとは違う観点からのみら!エン
ギャグは…無いかな?まぁ、シリアス重視のみら!エンをお楽しみあれです。
それでは、良いひと時を。









みらくるわーるど!エンジェル

Re―Make Story

The Reika Sawa

―――小さい頃の夢は、医者になる事だった

きっかけは、幼い頃
父親が事故に遭い、大きな怪我を負ってしまった
けど、入院して、治療をしたら、元に戻った
事故した時の外傷は殆ど無くなっていた
この時に、私の進む道は、決まった

中学を卒業し、工業高校に私は進んだ

周囲からは、奇怪な目で見られた

有る日の休み時間

机の上にノートを広げ、何かを書いているレイカ

高校に上がり、1年も経つと一つの目標がレイカの中に出来ていた

自ら考え、自ら行動する、人に限りなく近い、人型のロボット

レイカはその理論を考えていた
「へぇ〜、茶和さんってそう言う事考えているんだ。」
ふと女性の声が聞こえる
「黒月さん。人のノートを盗み見るのは良くない事ですよ。」
「ゴメン、あまりにも夢中になってたから気になってね。次からは気を付けるよ。」
「全く。」
そう言うとノートを仕舞うレイカ
「用件はそれだけですか?」
「あ〜、うん。ゴメンね、邪魔して。」
そう言うとレイカから離れていく黒月
廊下に出ると一人呟く黒月
「良い素材。あの方を復活させるだけの力も有る。」

翌年の5月

3年になり、進路を決め始める時期

教室

一人有名な工業系の大学のパンフレットを見るレイカ
「な〜に見てるのかな?」
後から声を掛ける黒月
「リア。また貴女ですか。いい加減しつこいですよ。」
「気にしないの。それよりもレイカは工業の有名所行くんだ。」
リアにそう言われパンフレットを閉じるレイカ
「私の夢を叶えるのには、一番良い所ですから。」
そう言うと席を立ち教室から出ていくレイカ
それと同時にリアに声を掛けるクラスメイト
「リアさん。茶和さんと仲良いの?」
「こっちがしつこいだけ。そんじゃ。」
そう言うとリアも教室を出ていく

―失礼しました―

そう言うと進路相談室のドアを閉めるレイカ
溜息を一つ付くと廊下を歩き始める

屋上

そこにはリアと女性の姿が有った
―それではそう伝えておきます―
そう言うと姿を消す女性
それと同時にドアを開け屋上に姿を見せるレイカ
「レイカ。」
「リア。…何をしていたの?」
「…考え事。」
リアの言葉にただ「そう。」とだけ答えるレイカ
「それよりも進路担当の先生が呼んでいたわよ。」
「えっ?…解った。ありがとう。」
そう言うと屋上から去っていくリア
「まだまだその時期では無いわね。」
そう言いクスッっと笑うと階段を降りていくリア

年明けて3月

教室

そこで会話をするレイカとリア
「へぇ〜、結局受かったんだ。行きたい大学。」
リアの言葉に頷くレイカ
明るそうなリアとは対照的に近寄りがたい雰囲気を出すレイカ
「そっか。頑張って夢、叶えてね。」
「えぇ。それよりもリアは?」
「えっ?私?」
突然質問され戸惑うリア
「え〜っと、実家の手伝い…みたいなもんかな?」
「そう。」
リアの答えに対し素っ気ない返事をするレイカ
「本当に、頑張ってね。レイカ。」
「貴方もね、リア。」

高校を卒業し、4月になり大学へと入ったレイカ

早速研究室に入り、講義の無い時間は、研究に没頭した
周囲が離れていくのに、そう時間はかからなかった

Side Story For Ria

とある山奥の洋館

そこに女性を連れて来たリア
「こんな所迄連れて来てどう言うつもりなの?」
女性が口を開く
「恩返し、みたいな物かな?だから、何も聞かないで頂戴。唯。」
リアの言葉に溜息を吐く唯
「仕方無いわね。」
そう言うと髪の色が茶から黒に変わる
「ありがとう。」
そう言うと地下へと降りていく

地下のとある一室

そこには部屋全体に描かれて魔方陣と中央に石棺か一つ有る部屋だった
その魔方陣を見て口を開く唯
「光属性の闇を封印する術式ね。…しかも術者の血を使っている。」
「ご名答。…我が主ラビス様。参りました。」
リアがそう言うと部屋全体に声が響く
―待っていたぞ、して、事の進みは?―
「はい、順調に進んでおります。研究者の方はもうしばらく掛かります。」
―うむ。ソチには期待しておるぞ、漆黒の薔薇、フィーリア―
「ありがたき幸せ、主ラビス。」
そう言うと声が聞こえなくなる
「…で、私は何をすれば良いの?」
「研究資材の手配と運搬。それに搬入迄。」
リア。否、フィーリアの言葉に呆れる唯
「全く。私達が手を出さない条件でって言うけど。…解ったわ。用意はしておくわ。
決まり次第連絡を頂戴。」
「ありがとう、唯。」

Side Story End

6月

梅雨に入り始めた頃、大学の近くで不思議な事件が起きた
大学に通う女性の身体の一部が、変化して死んでいる事件が起きたのだ

その事件以降大学では噂が漂っていった

―あの事件の犯人は茶和麗華だ―
―彼女の研究は人外だ!―

等の噂が…

とある梅雨の日

大学に一人の女性が訪れる

受付

「すみませ〜ん。」
女性が声を掛ける
「はい、なんでしょうか?」
「茶和麗華さんはどちらにおられますでしょうか?」
女性の言葉に一瞬黙り込む受付の女性
「しょ、少々お待ち下さい。」
そう言うと奥へと消えていく受付の女性
「(良い感じになってくれたわね、レイカ。)」
そう心の中でぼやいていると受付の女性が戻って来た
「すみませんが工業棟3階の玖我教授の研究室迄お願い致します。」
「分かりました、ありがとうございます。」
そう言うと校内に消えていく女性

玖我教授の研究室

コンコン
ドアをノックし研究室に入る女性
「レイカ。茶和麗華。居るかしら?」
女性の言葉に奥から姿を見せるレイカ
「どなたでしょう?」
「お久しぶり。黒月リアよ。」
訪問者の名を聞き口を開くレイカ
「何しに、来たの?」
レイカの問いに口を開くリア
「貴女を迎えに来たの。今のままじゃ学内での居場所が無くなると思ってね。」
リアの言葉に黙り込むレイカ
「私はレイカに居場所を上げに来たの。そこでなら今迄以上の研究が出来るわ。」
「…見返りは?」
レイカの言葉に笑みを浮かべるリア
「とある方を復活させる機械を作って欲しいの。それだけよ。考えておいて。」
そう言うと連絡先を書いた紙を机の上に置くリア
「それじゃ。」
そう言うと研究室を出ていくリア
それを手に取るレイカ

数日後

研究室

一人籠るレイカ
そこに玖我教授が入ってくる
「茶和君。少し良いかね?」
「…何でしょうか?教授。」
レイカの言葉に少し黙り込むと口を開く玖我
「大学を、止めてくれないか?」
玖我の言葉に手を止めるレイカ
「それは、どう言う事ですか?」
「…正直に言おう。君の考えは人の限度を超えている。
いつ学内で事件が起きてもおかしくない状況だ。」
玖我の言葉に立ち上がると口開くレイカ
「要は厄介払いをしたいと言う事ですね。…失礼。」
「何処に行く気だね!」
「電話です。知り合いに。」
そう言うと研究室から出ていくレイカ
一人残った玖我はレイカの研究資料を手に取り驚く
「…これは、まさに人外だ。」
その資料にはこう書いてあった

―ナノマシンを用いた生体を機械へ変換する方法―

中庭

外へ出て携帯を取り出すと電話を掛けるレイカ
相手は、リア
「もしもし、茶和です。」
―茶和?…レイカね。どうしたの?…って言う迄も無いか―
「察しが早くて助かるわ。この前の話、引き受けるわ。」
―了解。待ってて、直ぐ行くから―
そう言うとレイカの目の前に降り立つリア
「やっほう、来たよ。」
「…何処から来たのよ?」
レイカの問いかけに上を指さすリア
その仕草に呆れるレイカ
「とりあえず話を付けて来るから、退学届。貰っておいてね。」
「えぇ、解ったわ。」

3日後

大学近くの駅前広場

そこにはレイカの姿が有った
そこに現れる一台の黒の34R
レイカの近くに止まり車の中から一人の女性が出てくる
「茶和、麗華さんですね?」
女性に問われ頷くと口を開くレイカ
「えぇ、貴女は?」
「リアお姉様が車内でお待ちです。」
そう言うと助手席のドアを開ける女性
車内を覗きこむレイカ
車内では助手席のシートを手で叩くリアの姿が有った

車内

駅前を出発し、山の方へと車を走らせるリア
車の音だけが響く車内で口を開くリア
「レイカ。先ず初めに言っておくわ。私は、人では無い。」
リアの言葉に疑問に思うレイカ
「私の名前はフィーリア。魔族よ。後の彼女はシルヴィー。私の…妹みたいな娘よ。」
リア。否、フィーリアの言葉にミラー越しにお辞儀をするシルヴィー
「今から連れて行く場所でこの前言ったとある方を復活させる機械を作って欲しいの。
私かシルヴィーのどっちからが常時居るから、何か有ったら遠慮無く言って。」
フィーリアの言葉を聞き口を開くレイカ
「…私も十分異端だと思ったけど、リアの方がもっと異端ね。」
「お褒めのお言葉ありがとう。」
それから20分程走らせると山中の洋館へと到着する
洋館の前には一人の女性が立っていた
車から降りると口を開くフィーリア
「唯、準備は?」
「大丈夫よ。機材や生活用品は全て搬入済。これで私は関与しないからね。」
「お手数お掛けしました。」
フィーリアの言葉を聞くとその場から消える唯
「さぁ、始めましょうか?」

―――独白

それからは、ずっと機械の製作に入った
封印されている人の名は「ラビス」
そのラビスが言うには復活には光属性を持つ人間が多数必要との事
時にフィーリア、もしくはシルヴィーに頼み生贄の確保を。
私はその間に機械を完成させた

地下室

石棺に隣接するように機械が設置され、その中には多数の光属性を持つ女性達
私以外にはフィーリアの姿が有った
「ラビス様。いよいよ長きに渡る封印を破り復活する時が参りました。」
フィーリアがそう言うと声が響く
―うむ、準備や手配等、御苦労で有った。復活の際には感謝しよう、フィーリア―
「ハッ、ありがたき幸せ。…レイカ、始めて。」
「解ったわ。」
そう言うと機械を操作し始めるレイカ
それと同時に装置の中の女性達は苦しみ始める
数十秒程経過すると身体が金に変わり始める女性が出て来た
それと同時に封印が解け始める
1分程経つと全員が金と化し、石棺がゆっくりと開かれる
石棺の中からゆっくりと立ち上がるラビス
「復活、おめでとうございます。我が主ラビス様。」
そう言うと頭を下げるフィーリア
「御苦労じゃったの、フィーリア。それと…。」
そう言うとレイカを見る
「レイカ。茶和麗華です。」
「ソチは人間じゃな。ワラワは人間を嫌う。だが、ソチは好きになれる。何故じゃ?」
ラビスの疑問に口を開いたのはフィーリア
「ラビス様。それは彼女が人間圏の中では異端と見られているからです。」
「異端、じゃと?」
ラビスの言葉に頷くフィーリア
「彼女は普通の力を持たぬ者からは、恐れられる存在なのです。
故にラビス様が好まれるのも説明出来ます。」
フィーリアの言葉に少し考え納得すると口を開くラビス
「レイカ。ならばソチに忠義の証を授けよう。」
そう言うとラビスの掌には紅い宝石の欠片が現れた
それを見て口を開くフィーリア
「賢者の石の欠片、ですね?」
「ウム、フィーリアの言う通りじゃ。これを身に宿せばソチの研究は更に進むじゃろう。」
ラビスの言葉に不思議に思うレイカ
「じゃが、適合せねば死する事も有る。…その覚悟、ソチに有るか?」
ラビスの問い掛けに即答するレイカ
「覚悟は有ります。どうせ誰も私を人として見ないのならいっそ…。」
「…良い覚悟じゃ、受け取るが良い。」
そういうと欠片をレイカの胸の部分に埋め込むラビス
それと同時に激痛がレイカの全身に走る
「レイカ、耐えてみせよ。」

それから30分が経過した

激痛でのたうち回っていたレイカは床に寝っ転がったまま動かなくなっていた
「…適合しなかったのでしょうか?」
「それならば欠片が出てくる筈じゃが…。」
疑問に思っていると起き上がるレイカ
「レイカ、大丈夫?」
フィーリアの言葉に気付き口を開くレイカ
「フィーリア。…ありがとうございます、ラビス様。お陰で良い気分です。」
「茶和麗華。我が力に成り給え。」
「解りました、ラビス様。」

それから一か月後

洋館

そこにはシルヴィーが訪れていた
「茶和さん。茶和さん。」
シルヴィーの声に姿を見せるレイカ
「あら、シルヴィーさん。どうしたんですか?」
「ラビス様から指令。研究成果を持って光の巫女に挑め。との事よ。」
シルヴィーの言葉を聞き笑顔になるレイカ
「それなら今丁度出来た所です。向こうの耳に入るように噂を流してくれますか?」
「良いわよ。それで、成果は?」
シルヴィーの言葉にソレを見せるレイカ
それを見て口を開くシルヴィー
「楽しみね。光の巫女と戦う時が。」
「えぇ。」

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