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Author:結城利也
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銀装妖精

ACT14「再会〜妖艶なる闇の調べ〜」

横浜市内

某ホテルスイートルーム

「改めて、月の王国の姫、フィーナ=ファム=アーシュライトと申します。」
そう言うと側に居たメイドの少女に視線を移すフィーナ姫
「姫様のお世話をさせて戴いています、ミア=クレメンティスです。」
ミアがお辞儀したのを確認して側に居るもう一人の女性に視線を移すフィーナ姫
「月王国特別護衛隊隊長の月夜瑠那です。…お久し振りです。」
ルナの言葉に笑顔を浮かべるフィーナ・楓・桜
「では、こちらも。特殊護衛隊の隊長、フィーナ=ラス=レイピアです。
少々ややこしいので、シア。如月紫亞とお呼び下さい。」
そう言うと楓達を見るフィーナ。否、シア
「えぇ、解りました。以後そう呼称致します。」
「ありがとうございます。ではこちらも順々に。」
そう言うと楓を見るシア
「現天宮市警特殊機動隊隊長で今回の護衛隊の副隊長を務めます、水代楓です。
よろしくお願い致します。」
礼をすると一歩下がる楓
「特別護衛隊の久住桜と言います。よろしくお願いします。」
桜も礼をすると一歩下がる
「えっと、水科銀麗です。経験は浅いですけど、何とか頑張りますので、よろしくお願いします。」
「銀麗。緊張しすぎ。フィーナ様、彼女は学生ですので、任から離れる事も有ります。
ご了承を。」
「あっ、フィ…じゃないや。シアさん。それは大丈夫です。
上の方の人が掛け合ってくれたみたいで、学校の方は心配無しです。」
銀麗の言葉にいささか疑問を残しながらも納得するシア
「以上の他に別働隊でフィーリア=カルナード。間宮風濫。アインスの3名が居ります。」
「こちらのユア。…いえ、無月聖と共に行動すると思いますので、大丈夫でしょう。」
「ご感謝、ありがとうございます。」
フィーナ姫の言葉に礼をするシア
「それでは明日の10時にまたお越し致します。それ迄に出発出来る状態にお願い致します。」
「えぇ、解りました。それと、月夜。」
突然フィーナ姫に呼ばれるルナ
「は、はい。何でしょうか?」
「今宵のみ任を外れる事を許可します。この地の友人と楽しい時間をお過ごしなさい。」
「…あっ、ありがとうございます。」
そう言うと礼をするルナ
「それでは私達はこれで。おやすみなさいませ、フィーナ様。」
「えぇ、おやすみ。」
フィーナ姫の返事を聞きミアの残し部屋から出て行く一同

廊下

廊下に出ると口を開くシア
「とりあえず銀麗は早く寝なさい。楓と桜は…長過ぎないでね。」
シアの言葉に頷く楓・桜・銀麗
「私はちょっと出てくるから。それじゃ。」
そう言うとその場から去っていくシア
「それじゃ、行こうか。ルナ。」
「うん、楓。」

臨港パーク

そこにはフィーリア・アインス・風濫に聖の姿が有った
―4人揃って、何を企んでるんですか?―
ふと女性の声が聞こえる
その声を聞いて口を開く風濫
「フィーナさん。そちらの方は良いんですか?」
風濫の言葉に姿を現すフィーナ
「えぇ。フィーナ様はお休みになったわ。銀麗も寝かしたし。」
「楓と桜はルナとお話。って所ですか?」
風濫の問いに頷くフィーナ
「本題に入ろう。今回の訪問、何か起きると思うか?」
聖の問いに真剣な表情になる4人
「何も起きないのが一番だけど、可能性は考慮すべきね。」
最初に答えるフィーナ
「そうね。風濫から事情は聞いたけど、それでも黒い気質がまだ漂っているわ。」
次いで口を開くフィーリア
「要警戒か。フィーナ。俺達は俺達で裏からサポートする。
表沙汰に出来ない事も、多分するだろう。その時は、頼むぞ。」
「その点に関してはこっちと向こうの許可は得ています。
優先すべきは、フィーナ姫の安全ですから。」
フィーナの言葉を聞き笑みを浮かべる聖
「成程。それじゃ、表の方は任せたぞ、フィーナ。」
「了解です。聖さん。それでは。」
そう言うとそこから去っていくフィーナ
フィーナが去ったのを確認して口を開く聖
「さて、大体見当は付いてるだろ?フィーリア。」
「…大まかだけどね。魔族特有の気質を感じてるし。」
そう言うと夜の海を見るフィーリア
「なら決まりだな。アインスは俺と。フィーリアは間宮と一緒だ。何か有れば逐一報告。
…フィーナにもな。」
「解った。」
フィーリアが返事をするとそこで解散となった

その後は何事も無く進み、帰国前日となった
事件は、そこで起きた

続く

次回予告
帰国前日に事件が起きた
フィーナ姫が何者かにさらわれたのだ
さらった者は?そしてその目的は?
次回ACT15「動乱」
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銀装妖精

ACT13「月の王国のお姫様」

指定日の2日前

神奈川県警特殊機動部隊隊室

そこには特機隊メンバー全員と風濫にフィーリア
それと天宮から楓とアインスが来ていた
「天宮市警特殊機動部隊隊長の水代楓です。」
「同隊補佐のアインスと申します。」
「県警特機隊隊長の結城利也だ。よろしく。
って言っても今回はそちらのメンバーオンリーだから、あまり会う機会も無いだろう。」
結城が挨拶がてらぼやく
「そうで有れば良いんですがね。それと、命令権は誰に?」
「私よ。楓。」
楓の疑問に名乗り出るフィーナ
フィーナの言葉に納得する楓
「けど、非常時にはワンマンアーミーも許可されているわ。解るでしょ?」
フィーナの言葉に頷く楓
「結城、詳細来たぞ。ファックスで。」
倭が声を出す
「詳細は?」
「明後日の11時に羽田空港第1ターミナルに有る……ゲームセンターだそうだ。」
倭の口から出た集合場所に絶句する一同
「上にも、こう言う人が居るんだな。」
「そうだな、倭。」
苦笑しあう倭と結城

約束の日

集合場所にはフィーナ・楓・桜・銀麗の姿が有った
「アインスさんに間宮先生。それにフィーリアさんは居ないんですね。」
「風濫達はバックアップみたいなもんだから。」
桜の疑問に応えるフィーナ
その時ふと一人の男性がフィーナ達に近づく
「天宮市警特殊機動部隊の方々でしょうか?」
男性の質問に頷くフィーナ
「失礼。自分は警視庁の者です。お迎えにあがりました。」

港内

「警視庁の泉と申します。」
「SKの水代です。さて、一体何処の国から来るのですか?それが疑問です。」
楓の言葉に苦笑いをする泉
「流石SK。お教えしましょう。今回訪れるのは、月の王国の姫君です。」
泉の言葉に驚く桜と銀麗
「あまり驚かれないのですね。」
「ん?まぁ、月に国が有って人が居る事は解ってるし。」
「知り合いも居ますからね。」
泉の疑問に応えるフィーナと楓
「そうですか。もうそろそろ到着です。」

泉の言葉から10分後

一機の飛行機から団体が降りてくるとそのままフィーナ達の前に並ぶ
「お初目にかかります。月の王国の姫、フィーナ=ファム=アーシュライトと申します。」
「こちらこそ。天宮市警特殊機動隊所属で今回の護衛隊の隊長を務めさせて頂きます、
フィーナ=ラス=レイピアと申します。」
フィーナの名前を聞き驚く月の一行
「私と同じ名前ですね。よろしくお願いします。」
「はい、こちらこそ。隊の紹介についてはホテルに着いてからでよろしいですか?」
「えぇ、構いません。その時にこちらも。」
フィーナ姫の言葉に頷くフィーナ
「フィーナ様。」
ふと後ろから口を開く男性
「ユア。どうしました?」
「しばしの間任を離れます。よろしいですか?」
ユアの言葉に口を開くフィーナ姫
「許可します。事情は月夜から聞いていますから。」
フィーナ姫の言葉に月夜と呼ばれる女性を見るユア
「やれやれ。…ありがとうございます。後程合流致します。」
そう言うと転移魔方陣で消えるユア
「では、参りましょうか?」
「はい。」

羽田空港第1ターミナル展望デッキ

そこに転移して来るユア
するとそこには3人の女性が居た
「お出迎えはお前達か。フィーリア・アインス。そして、間宮。」
「お久し振りです、無月さん。」
そう言って礼をする風濫
「聖。カヤキスに付いてなんだけど…。」
「解っている。月に居ながらも、予感みたいなのは有った。」
「そう。なら良いわ。」
そう言うと俯くフィーリア
「とりあえず今回の訪問に関して俺は裏で動く事を了承されている。」
「了解。なら4人で動く事になるわね。」
フィーリアの言葉に頷く聖
「心配は無用だと思うが、どうにも嫌な予感が拭えない。」
「聖。…それについては同感ね。私も、何か感じるのよ。」
フィーリアの言葉に笑みを浮かべる聖
「珍しいな、お前と気が合うなんて。」
「なんとでも言いなさい。」

続く

次回予告
ホテルに到着した一行
そこで各自自己紹介をする
そして、懐かしい仲間との再会も
裏で動き出す新たな闇
次回ACT14「再会〜妖艶なる闇の調べ〜」
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こんばんわ〜、こないだ26になった管理人です。
今回はみら!エンSSですよ〜。
ちなみに、このRe―Makeレイカからアナザー的なみら!エンのSSが始まります。
本家のるりょうにさんとは違う観点からのみら!エン
ギャグは…無いかな?まぁ、シリアス重視のみら!エンをお楽しみあれです。
それでは、良いひと時を。









みらくるわーるど!エンジェル

Re―Make Story

The Reika Sawa

―――小さい頃の夢は、医者になる事だった

きっかけは、幼い頃
父親が事故に遭い、大きな怪我を負ってしまった
けど、入院して、治療をしたら、元に戻った
事故した時の外傷は殆ど無くなっていた
この時に、私の進む道は、決まった

中学を卒業し、工業高校に私は進んだ

周囲からは、奇怪な目で見られた

有る日の休み時間

机の上にノートを広げ、何かを書いているレイカ

高校に上がり、1年も経つと一つの目標がレイカの中に出来ていた

自ら考え、自ら行動する、人に限りなく近い、人型のロボット

レイカはその理論を考えていた
「へぇ〜、茶和さんってそう言う事考えているんだ。」
ふと女性の声が聞こえる
「黒月さん。人のノートを盗み見るのは良くない事ですよ。」
「ゴメン、あまりにも夢中になってたから気になってね。次からは気を付けるよ。」
「全く。」
そう言うとノートを仕舞うレイカ
「用件はそれだけですか?」
「あ〜、うん。ゴメンね、邪魔して。」
そう言うとレイカから離れていく黒月
廊下に出ると一人呟く黒月
「良い素材。あの方を復活させるだけの力も有る。」

翌年の5月

3年になり、進路を決め始める時期

教室

一人有名な工業系の大学のパンフレットを見るレイカ
「な〜に見てるのかな?」
後から声を掛ける黒月
「リア。また貴女ですか。いい加減しつこいですよ。」
「気にしないの。それよりもレイカは工業の有名所行くんだ。」
リアにそう言われパンフレットを閉じるレイカ
「私の夢を叶えるのには、一番良い所ですから。」
そう言うと席を立ち教室から出ていくレイカ
それと同時にリアに声を掛けるクラスメイト
「リアさん。茶和さんと仲良いの?」
「こっちがしつこいだけ。そんじゃ。」
そう言うとリアも教室を出ていく

―失礼しました―

そう言うと進路相談室のドアを閉めるレイカ
溜息を一つ付くと廊下を歩き始める

屋上

そこにはリアと女性の姿が有った
―それではそう伝えておきます―
そう言うと姿を消す女性
それと同時にドアを開け屋上に姿を見せるレイカ
「レイカ。」
「リア。…何をしていたの?」
「…考え事。」
リアの言葉にただ「そう。」とだけ答えるレイカ
「それよりも進路担当の先生が呼んでいたわよ。」
「えっ?…解った。ありがとう。」
そう言うと屋上から去っていくリア
「まだまだその時期では無いわね。」
そう言いクスッっと笑うと階段を降りていくリア

年明けて3月

教室

そこで会話をするレイカとリア
「へぇ〜、結局受かったんだ。行きたい大学。」
リアの言葉に頷くレイカ
明るそうなリアとは対照的に近寄りがたい雰囲気を出すレイカ
「そっか。頑張って夢、叶えてね。」
「えぇ。それよりもリアは?」
「えっ?私?」
突然質問され戸惑うリア
「え〜っと、実家の手伝い…みたいなもんかな?」
「そう。」
リアの答えに対し素っ気ない返事をするレイカ
「本当に、頑張ってね。レイカ。」
「貴方もね、リア。」

高校を卒業し、4月になり大学へと入ったレイカ

早速研究室に入り、講義の無い時間は、研究に没頭した
周囲が離れていくのに、そう時間はかからなかった

Side Story For Ria

とある山奥の洋館

そこに女性を連れて来たリア
「こんな所迄連れて来てどう言うつもりなの?」
女性が口を開く
「恩返し、みたいな物かな?だから、何も聞かないで頂戴。唯。」
リアの言葉に溜息を吐く唯
「仕方無いわね。」
そう言うと髪の色が茶から黒に変わる
「ありがとう。」
そう言うと地下へと降りていく

地下のとある一室

そこには部屋全体に描かれて魔方陣と中央に石棺か一つ有る部屋だった
その魔方陣を見て口を開く唯
「光属性の闇を封印する術式ね。…しかも術者の血を使っている。」
「ご名答。…我が主ラビス様。参りました。」
リアがそう言うと部屋全体に声が響く
―待っていたぞ、して、事の進みは?―
「はい、順調に進んでおります。研究者の方はもうしばらく掛かります。」
―うむ。ソチには期待しておるぞ、漆黒の薔薇、フィーリア―
「ありがたき幸せ、主ラビス。」
そう言うと声が聞こえなくなる
「…で、私は何をすれば良いの?」
「研究資材の手配と運搬。それに搬入迄。」
リア。否、フィーリアの言葉に呆れる唯
「全く。私達が手を出さない条件でって言うけど。…解ったわ。用意はしておくわ。
決まり次第連絡を頂戴。」
「ありがとう、唯。」

Side Story End

6月

梅雨に入り始めた頃、大学の近くで不思議な事件が起きた
大学に通う女性の身体の一部が、変化して死んでいる事件が起きたのだ

その事件以降大学では噂が漂っていった

―あの事件の犯人は茶和麗華だ―
―彼女の研究は人外だ!―

等の噂が…

とある梅雨の日

大学に一人の女性が訪れる

受付

「すみませ〜ん。」
女性が声を掛ける
「はい、なんでしょうか?」
「茶和麗華さんはどちらにおられますでしょうか?」
女性の言葉に一瞬黙り込む受付の女性
「しょ、少々お待ち下さい。」
そう言うと奥へと消えていく受付の女性
「(良い感じになってくれたわね、レイカ。)」
そう心の中でぼやいていると受付の女性が戻って来た
「すみませんが工業棟3階の玖我教授の研究室迄お願い致します。」
「分かりました、ありがとうございます。」
そう言うと校内に消えていく女性

玖我教授の研究室

コンコン
ドアをノックし研究室に入る女性
「レイカ。茶和麗華。居るかしら?」
女性の言葉に奥から姿を見せるレイカ
「どなたでしょう?」
「お久しぶり。黒月リアよ。」
訪問者の名を聞き口を開くレイカ
「何しに、来たの?」
レイカの問いに口を開くリア
「貴女を迎えに来たの。今のままじゃ学内での居場所が無くなると思ってね。」
リアの言葉に黙り込むレイカ
「私はレイカに居場所を上げに来たの。そこでなら今迄以上の研究が出来るわ。」
「…見返りは?」
レイカの言葉に笑みを浮かべるリア
「とある方を復活させる機械を作って欲しいの。それだけよ。考えておいて。」
そう言うと連絡先を書いた紙を机の上に置くリア
「それじゃ。」
そう言うと研究室を出ていくリア
それを手に取るレイカ

数日後

研究室

一人籠るレイカ
そこに玖我教授が入ってくる
「茶和君。少し良いかね?」
「…何でしょうか?教授。」
レイカの言葉に少し黙り込むと口を開く玖我
「大学を、止めてくれないか?」
玖我の言葉に手を止めるレイカ
「それは、どう言う事ですか?」
「…正直に言おう。君の考えは人の限度を超えている。
いつ学内で事件が起きてもおかしくない状況だ。」
玖我の言葉に立ち上がると口開くレイカ
「要は厄介払いをしたいと言う事ですね。…失礼。」
「何処に行く気だね!」
「電話です。知り合いに。」
そう言うと研究室から出ていくレイカ
一人残った玖我はレイカの研究資料を手に取り驚く
「…これは、まさに人外だ。」
その資料にはこう書いてあった

―ナノマシンを用いた生体を機械へ変換する方法―

中庭

外へ出て携帯を取り出すと電話を掛けるレイカ
相手は、リア
「もしもし、茶和です。」
―茶和?…レイカね。どうしたの?…って言う迄も無いか―
「察しが早くて助かるわ。この前の話、引き受けるわ。」
―了解。待ってて、直ぐ行くから―
そう言うとレイカの目の前に降り立つリア
「やっほう、来たよ。」
「…何処から来たのよ?」
レイカの問いかけに上を指さすリア
その仕草に呆れるレイカ
「とりあえず話を付けて来るから、退学届。貰っておいてね。」
「えぇ、解ったわ。」

3日後

大学近くの駅前広場

そこにはレイカの姿が有った
そこに現れる一台の黒の34R
レイカの近くに止まり車の中から一人の女性が出てくる
「茶和、麗華さんですね?」
女性に問われ頷くと口を開くレイカ
「えぇ、貴女は?」
「リアお姉様が車内でお待ちです。」
そう言うと助手席のドアを開ける女性
車内を覗きこむレイカ
車内では助手席のシートを手で叩くリアの姿が有った

車内

駅前を出発し、山の方へと車を走らせるリア
車の音だけが響く車内で口を開くリア
「レイカ。先ず初めに言っておくわ。私は、人では無い。」
リアの言葉に疑問に思うレイカ
「私の名前はフィーリア。魔族よ。後の彼女はシルヴィー。私の…妹みたいな娘よ。」
リア。否、フィーリアの言葉にミラー越しにお辞儀をするシルヴィー
「今から連れて行く場所でこの前言ったとある方を復活させる機械を作って欲しいの。
私かシルヴィーのどっちからが常時居るから、何か有ったら遠慮無く言って。」
フィーリアの言葉を聞き口を開くレイカ
「…私も十分異端だと思ったけど、リアの方がもっと異端ね。」
「お褒めのお言葉ありがとう。」
それから20分程走らせると山中の洋館へと到着する
洋館の前には一人の女性が立っていた
車から降りると口を開くフィーリア
「唯、準備は?」
「大丈夫よ。機材や生活用品は全て搬入済。これで私は関与しないからね。」
「お手数お掛けしました。」
フィーリアの言葉を聞くとその場から消える唯
「さぁ、始めましょうか?」

―――独白

それからは、ずっと機械の製作に入った
封印されている人の名は「ラビス」
そのラビスが言うには復活には光属性を持つ人間が多数必要との事
時にフィーリア、もしくはシルヴィーに頼み生贄の確保を。
私はその間に機械を完成させた

地下室

石棺に隣接するように機械が設置され、その中には多数の光属性を持つ女性達
私以外にはフィーリアの姿が有った
「ラビス様。いよいよ長きに渡る封印を破り復活する時が参りました。」
フィーリアがそう言うと声が響く
―うむ、準備や手配等、御苦労で有った。復活の際には感謝しよう、フィーリア―
「ハッ、ありがたき幸せ。…レイカ、始めて。」
「解ったわ。」
そう言うと機械を操作し始めるレイカ
それと同時に装置の中の女性達は苦しみ始める
数十秒程経過すると身体が金に変わり始める女性が出て来た
それと同時に封印が解け始める
1分程経つと全員が金と化し、石棺がゆっくりと開かれる
石棺の中からゆっくりと立ち上がるラビス
「復活、おめでとうございます。我が主ラビス様。」
そう言うと頭を下げるフィーリア
「御苦労じゃったの、フィーリア。それと…。」
そう言うとレイカを見る
「レイカ。茶和麗華です。」
「ソチは人間じゃな。ワラワは人間を嫌う。だが、ソチは好きになれる。何故じゃ?」
ラビスの疑問に口を開いたのはフィーリア
「ラビス様。それは彼女が人間圏の中では異端と見られているからです。」
「異端、じゃと?」
ラビスの言葉に頷くフィーリア
「彼女は普通の力を持たぬ者からは、恐れられる存在なのです。
故にラビス様が好まれるのも説明出来ます。」
フィーリアの言葉に少し考え納得すると口を開くラビス
「レイカ。ならばソチに忠義の証を授けよう。」
そう言うとラビスの掌には紅い宝石の欠片が現れた
それを見て口を開くフィーリア
「賢者の石の欠片、ですね?」
「ウム、フィーリアの言う通りじゃ。これを身に宿せばソチの研究は更に進むじゃろう。」
ラビスの言葉に不思議に思うレイカ
「じゃが、適合せねば死する事も有る。…その覚悟、ソチに有るか?」
ラビスの問い掛けに即答するレイカ
「覚悟は有ります。どうせ誰も私を人として見ないのならいっそ…。」
「…良い覚悟じゃ、受け取るが良い。」
そういうと欠片をレイカの胸の部分に埋め込むラビス
それと同時に激痛がレイカの全身に走る
「レイカ、耐えてみせよ。」

それから30分が経過した

激痛でのたうち回っていたレイカは床に寝っ転がったまま動かなくなっていた
「…適合しなかったのでしょうか?」
「それならば欠片が出てくる筈じゃが…。」
疑問に思っていると起き上がるレイカ
「レイカ、大丈夫?」
フィーリアの言葉に気付き口を開くレイカ
「フィーリア。…ありがとうございます、ラビス様。お陰で良い気分です。」
「茶和麗華。我が力に成り給え。」
「解りました、ラビス様。」

それから一か月後

洋館

そこにはシルヴィーが訪れていた
「茶和さん。茶和さん。」
シルヴィーの声に姿を見せるレイカ
「あら、シルヴィーさん。どうしたんですか?」
「ラビス様から指令。研究成果を持って光の巫女に挑め。との事よ。」
シルヴィーの言葉を聞き笑顔になるレイカ
「それなら今丁度出来た所です。向こうの耳に入るように噂を流してくれますか?」
「良いわよ。それで、成果は?」
シルヴィーの言葉にソレを見せるレイカ
それを見て口を開くシルヴィー
「楽しみね。光の巫女と戦う時が。」
「えぇ。」

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銀装妖精

ACT12「約束の時」

レイヴンを浄化し、全てが終わった
それと同時に消失していくカヤキス
「カヤキスさん、何で?」
疑問を口にする風濫
「リミットブレイクによる過度のオーバーロード。そんな所ですか?」
「まっ、そんな感じだ。」
フィーナの言葉にそう答えるカヤキス
「違う。」
ふと言葉を漏らすフィーリア
フィーリアの言葉に疑問に思うフィーナ・風濫・桜・銀麗
「フィーリア。何が違うって言うの?」
「…来たのよ。その時が。」
フィーリアの言葉に何かに気付く風濫
「まさか。けど、カヤキスさんは人間な筈。」
「違う。今の彼は…、神族。」
フィーリアの言葉に驚くフィーナと風濫
「活動時間の限界?いや、でもそんな概念無かった筈。」
「寄り代が有るならね。」
風濫の疑問に応えるかのようにそう言うフィーリア
「まさか、私達の前に姿を現した時から。」
風濫の言葉に頷くカヤキス
「悔いや、心残りは無いんですか?」
ふとフィーナが尋ねる
「…羽咲を。いや、ユイを頼む。夢野だけじゃ大変だと思うからな。」
カヤキスの言葉に無言で頷くフィーリア・フィーナ・風濫
「フィーリア。新しい時を生きろ。」
「…はい。」
「フィーナ。天宮の方、頼むぞ。」
「解りました。」
「間宮。新しい火を絶やすな。それと、聖に会ったらすまないと。」
「はい。必ず、伝えます。」
「…それじゃ、俺は帰るわ。またな。」
そう言うとその場から消えるカヤキス
それと同時にその場で泣き崩れるフィーリア
「…ねぇ、桜。」
「どうしたの?銀麗。」
ふと尋ねられ疑問に思う桜
「私、今なら解る。あの人が、どれだけ重要な位置に居たか。」
「…そう。今は、静かに見送ろう。」
桜の言葉に頷く銀麗

校庭

校舎内から出てくるフィーリア・フィーナ・風濫・桜と、雛を抱える銀麗
「銀麗!」
思わず声を出す香里
「香里。…大丈夫、全部終わったよ。雛も、気を失っているだけ。」
「…良かった。」
銀麗の言葉に安心する香里
「あの人は、逝ったんだな。」
ふと結城に声を掛けられる
「結城、気付いていたの?」
問い返すフィーナ
「あぁ。そんな気配がしててな。」 
「そう。」
「とりあえず、帰ろう。これで、一段落だ。」
結城の言葉に頷くフィーナ

3日後

県警特機隊隊室

「フィーナ、居るか〜?」
そんな声を上げて部屋に入って来る結城
「結城、どうしたの?」
「お達し。何やら外国から姫様が外交しに来るから護衛に付け。だってよ。」
「メンバーは?」
「天宮組。それと天宮の本隊からの1〜2人増援が来るってよ。」
「えっ?」
思いがけない一言に疑問に思うフィーナ
「もしかして楓さんですかね?」
何処で聞いていたのか桜が入って来る
「それはまだ解らないな。とりあえず日程は一週間後。午後1時迄には羽田に来いだと。」
「結城、詳細それだけ?」
「詳しくこれ見ろ。」
そう言うと書類を机に置く結城
「やれやれ。」
そう言いながらも書類に目を通すフィーナと桜

天宮市

天宮中央駅

そこにはイシュタル・楓・アインスの姿が有った
「それじゃイシュタルさん。天宮をお願いします。」
「気を付けてね、楓。…アインスも。」
イシュタルの言葉に口を開くアインス
「本当は裏方なんですが、仕方有りませんよ。」
「それでは、行ってきます。」
楓の言葉に口を開くイシュタル
「行ってらっしゃい。」
その言葉を聞きホームへと消えて行く楓とアインス
「…大変になるわね。ここも。」
そう言いながら駅を後にするイシュタル

―久しぶりね―
―はい。今回は外交の為ですから、この前とは違いますもんね―
―フフッ、そうね。警備も連れてきているし―
―警備はお任せを。現地の警察組織と協力して万全の警備態勢を敷きます―
―フフッ、ありがとう―
―当然の事です―

続く

次回予告

訪れるのは月の姫
それと共に懐かしい顔にも出会う
蒼き星の国日本と月の王国
この二つの外交がもたらすのは?
次回ACT13「月の王国のお姫様」
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ACT11「戦女神」

戦女神の絵柄が浮かび上がったカードを見て不思議に思う桜
「桜さん。」
「やるっきゃ無い!」
そう言うと戦女神が描かれたカードをスキャンする桜
―Form Knight Of Varukiley―
電子音声と共に光に包まれ戦女神の装いを纏う桜
「これって…。銀麗。決めるのは、銀麗だからね。」
「…はい。」
そう答えると銀槍を一層強く持ち、構える銀麗
それと見て剣を抜く桜
「チャンスは、一回。ありったけの想いをこめて、放って。」
桜の言葉に頷く銀麗
それを見て駆け出す桜
「…雛。今、助けてあげるね。」
そう言うと想いを銀槍に込める銀麗

「ハァァァァァァ―――!!!」
叫びながら突っ込んで来る桜
その攻撃を華麗にかわすレイヴン
「ライトニング…。」
避けた先から攻撃を繰り出す風濫
「効かぬ!」
そう言うと同時に衝撃波で風濫を弾き飛ばすレイヴン
その間を縫ってトロンを打ち込むフィーナ
だが、それすらもガードされてしまう
「無駄な事を。」
「無駄じゃない!」
そう言いながらも斬りかかる桜
その斬撃もガードされてしまう
「無駄と言う事が…、解らないのか!」
そう言うと同時には弾き飛ばされるフィーナと桜
―苦戦しているみたいだな―
ふと男性の声が聞こえる
「カヤキス。」
その名を口にしたのはフィーリア
「久しいな、フィーリア。さて、奴は闇の力で守られている。
ならそれを突破するのに必要なのは何かな?間宮。」
「…同質の力。この場合闇に属する力、ですよね?」
「うん、正解。」
そう言うと銀槍を構えている銀麗を見るとフィーリアを見る
「フィーリア。嫌、カルナ。お前には色々とすまない事をしたな。」
「カヤキス。…気にしないで。私は私で色々と楽しかったから。」
「…そうか。なら、これを託そう。」
そう言って一振りの剣を差し出すカヤキス
その剣を見て驚くフィーリア・風濫・フィーナ
「カヤキス、これって。」
フィーリアの言葉を察し、頷くと口を開くカヤキス
「魔剣ミスティリア。またの名を、魔剣ミストルティン。」
「やっぱり。けど、何故これを私に?」
フィーリアの疑問に対し口を開くカヤキス
「黒龍を継ぎし者に、お前が一番相応しいからだ。受け取って、くれるな?」
カヤキスの言葉に悩むフィーリア
「私を無視するなぁ!」
そう叫びながら衝撃波を繰り出すレイヴン
「お前は少し黙ってろ!」
そう叫ぶと衝撃波を弾くカヤキス
「フィーリア。答えを聞かせてくれ。」
カヤキスの言葉にミストルティンに手を掛けるフィーリア
「お継ぎ致します。黒龍国当主の証、魔剣ミスティリアを。」
「…すまないな。フィーリア=カルナード。」
そう言うと銀麗を見るカヤキス
「決めろよ。チャンスは一度だ。」
カヤキスの言葉に頷く銀麗
「良い覚悟だ。…さてと、待たせな。始めようか。」
そう言うと同時にレイヴンに突っ込み打撃を打ち込み
その打撃によって若干ひるむと同時に疑問に思うレイヴン
それを見て思わず口を開く風濫
「凄い。…待てよ。闇なら抜ける。そして崩すには光。…レヴィンクライス、行ける?」
―t is safe. It is possible to go(大丈夫です。行けます)―
「ありがとう。ランスフォームにして光の魔力を最大チャージ。」
―OK Lance Form Set Up Light Magic Maximum Charge―
電子音声の後槍に変化し、穂先に光が集まる
「ASS起動。道を開けに行くわよ。」
―OK―
電子音声からの返答を聞くとじっとカヤキスとレイヴンを見つめる風濫
「…ここ!」
そう言うと同時に突っ込む風濫
それを確認するカヤキス
「黒龍双掌!」
風濫が向かって来る方向にレイヴンを弾くカヤキス
そのままレイヴンのシールドに当たる風濫
「フッ、無駄な事を。」
「無駄じゃない!アタックカバー、エレメントダーク!」
風濫がそう言うと同時に穂先が徐々にシールドの内側に浸食して来る
「クッ!」
「フィールド固定!」
そう叫ぶとレイヴン毎レヴィンクライスを横にずらす風濫
「銀麗!」
風濫がその名を叫んだ時
レイヴンの目の前には突っ込んで来る銀装の騎士が居た
「フィールドブレイク!」
風濫の言葉に防御シールドが壊れる
「くっ!再展開!」
レイヴンがそう言った直後
レイヴンの身体に突き刺さる銀槍
「なっ!」
その光景に驚くレイヴン
「帰って来て。雛。」
銀麗がそう言うと同時に銀槍から銀の閃光が放出される
放出が終わるとそこには制服を着た雛の姿が有った
「雛!」
銀装を解除し、雛を抱きかかえる
「大丈夫、気絶しているだけ。」
風濫の言葉に一安心する銀麗
「これで、一段落だな。」
「えぇ、そうです……ね……。」
そう言いながら振り返り、絶句する風濫
何故なら、カヤキスの身体が消えようとしていたからで有る

続く

次回予告

レイヴンを浄化し、全てが終わったかに見えた矢先
消え行くカヤキス
何故?理由は?
次回ACT12「約束の時」
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