こんばんわ〜。
夏の暑さが残る9月の上旬
外で仕事してる方、気をつけましょう。
さて、今回は一昨日UPしたSSの後編です。
謎の敵真紅
それと対じする風濫
そして真の敵は?
怒涛の後半戦、お楽しみ下さい。
みらくるわーるど!エンジェル
〜聖心女子高等学校紛争記〜
後編
広間
何度かの打ち合いをし、間を取る風濫と真紅
ふと口を開く真紅
「中々に強いわね。どう?私達の仲間になって、我がマスターに仕えましょう。」
「いきなり何を言うの。私は…「貴女の事は解っているのよ。漆黒の薔薇騎士シルヴィー。」
真紅の言葉に納得の表情をする風濫
「成程。そうなると貴女のマスターってのは、闇の世界の者マアラかしら?」
「…フフッ、察しが良いのね。えぇ、正解よ。どう?貴女に断る理由は無い筈よ。」
真紅の言葉にいきなり笑いだす風濫
「何、何がおかしいのよ!」
真紅の言葉に笑いを止めると口を開く風濫
「いかに私が魔族で有ろうと、本質は弱き者を守る者。
故に貴女達の仲間になんてならない。」
「…残念。貴女なら良い仲間になれると思ったのに。」
そう言うと剣を構える真紅
それを見て風濫も剣を構える
「後悔は、しないのね?」
「後悔?しないわね。私はマアラでは無くラビス様に仕える漆黒の薔薇騎士。
もしもの時は…、不問ね。さぁ、行くわよ。」
そう言うと駆け出す風濫
真紅も同時に駆け出す
独特の金属音が何度か響き鍔迫り合いへともつれこむ二人
「悲しいわね。中々に良い人材なのに。」
「それはどうも。」
そう言うと剣を弾き距離を取る風濫と真紅
「さてと、あまり時間を掛けたくないから、締めにかからせて貰うわよ、真紅。」
「フフッ、さて、どうでしょう?」
そう言うと双方共に構える
「再度問うわ。私達の仲間には…。」
「くどいわよ、真紅。」
「…そうね。なら、地獄の業火に焼かれなさい!」
そう言うと同時に突然現れた炎が風濫を包み込む
それを見て笑いだす真紅
「無様。無様よ、漆黒の薔薇騎士!」
炎を見ながら笑う真紅
「唯さんが言っていた。戦いは最後迄油断してはいけないと。」
ふと風濫の声が聞こえ炎を見据える真紅
それと同時に炎が拡散消滅し、立ちすくむ風濫の姿がそこには有った
「残念ね、真紅。」
「くっ、ファイアーボール!」
真紅がそう言うと炎の球が風濫に向かう
だが風濫に当たる直前で消える炎の球
「不思議な様ね。炎使いとしては優秀でしょうけど、属性相性ってのが有るのをご存じ?」
風濫の言葉に不思議に思う真紅
「私の守護属性は風。炎に対しては不利なのけれど、その分威力で補っている。
解る?貴女の魔術は私に対しては無意味なのよ!」
そう言うとレヴィキスを構える
「私は、私は負ける訳には行かない!」
「そう。けど、負けを認める事は、己の成長に繋がるわよ。」
そう言いながら真紅の後ろに姿を見せる風濫
「なっ!」
驚く真紅を一瞬にして気絶させる風濫
「さてと。」
そう言うと奥を見る風濫
廊下を走るフィーナ・ミオ・セイナ・シアの4人
ふと目の前に扉が現れ足を止める4人
「扉、ですね。」
シアが最初に口を開く
「さてと、入る前に確認。神楽さん。貴女近接戦闘って、出来るかしら?」
「えっと、一応剣道部に所属していますから、何とか。」
ミオの言葉を聞いて安心するフィーナ
「少し待ってね。………トレース・オン。」
フィーナがそう言うとひと振りの剣が現れる
「はい、これ。使ってね。名の有る剣だから。」
「あっ、はい。ありがとうございます。」
「良いのよ。それじゃ、行くわよ。」
フィーナの言葉に頷く一同
それを見て扉を開くフィーナ
扉を開くと中は王間で有った
その一番奥の玉座には一人の人物が座っていた
―来たか、光の者達。我は始まりで有り、終わりで有る―
人物の言葉に疑問に思うミオ・シア・セイナ
「つまりは無。そう言いたい訳?」
―我は全てを無に帰す。全てを無に帰した後、我も帰ろう、永遠に―
「ヒートソード。食らえ、ヒートファング!!!」
先制攻撃を仕掛けるシア
しかし、手応えが無い事に驚く
「実体が、無い?」
「シア!下がって!!!」
そう言いながら突っ込み銃を振りまわすフィーナ
そのままシアと共に間を開ける
「シア、落ち着いて。目に見える物だけが、全てじゃない。そうでしょ?」
そう言ってフィーナが見たのは玉座より左の方向
―我の居場所を見破ったか―
そう言って姿を現す人物
その人物は漆黒の鎧に身を包み、顔にも兜を装着していた
「…女性、だね。貴女は一体何者なのかしら?」
そう言いながら銃を向けるフィーナ
そのまま兜に手を掛ける女性
「見せてあげるわ。私の、素顔を。」
そう言って兜を取る女性
その下から出てきた顔を見て驚くミオ・シア・セイナ
「嘘、でしょ?」
初めにセイナ
「その顔は…。」
次にシア
「……僕。」
最後にミオ
「可能性の一つ。って言った所かしらね?黒き神楽巫緒。」
「神楽?違うわ。私は黒月神緒(こくづき しお)。漆黒の巫女シオ。」
そう言うと右手に剣が握られる
―可能性の一つではない。彼女は、異世界のミオ―
突然女性の声が聞こえる
それと同時に転移魔方陣が展開し、そこから姿を現す風濫
だが、その格好は漆黒の薔薇騎士シルヴィーの格好だった
「へぇ、流石だね。お前の名前が知りたいよ。」
「貴女をこの世界に呼んだ人にでも聞けば?」
そう言うとレヴィキスを抜くシルヴィー
「お前、何処まで知っている?」
「秘密。それと、闇同士は大きい方に小さい方が飲まれるから。」
風濫の言葉に反発するシオ
「それは私が貴女より弱い。っと言ってるのかしら?」
「さぁ。さてと、フィーナさん。神楽さん達を連れて出て下さい。ケリは、私がつけます。」
「解った。任せるわ。さっ、行きましょう。」
そう言うとミオ達を連れ去って行くフィーナ
「良いのかしら?行かせてしまって。まだ一杯居るのに。」
「あぁ、そんな事ですか。それなら心配は要りませんよ。
フィーナさんの事、信じてますから。」
そう言うとレヴィキスを構える風濫
「行くよ。」
昇降口から校庭に出てきたフィーナ達
そこには無数の漆黒の鎧が立ちふさがっていた
「やれやれ。ミオ・シア、頭張ってくれる?私はセイナと共に支援するから。」
フィーナの言葉に頷くと駆け出すミオとシア
「ミオ様、あまり無理をしないで下さい。」
「シアさんもね。」
そんな2人を見送って魔方陣を展開するフィーナ
「さてと、一気に殲滅させるから、一人で支援して頂戴。お願い。」
「えっと、は、はい。頑張ります。」
そう言うと多方向に水魔法を放つセイナ
「さてと。積層型魔方陣展開。範囲指定。気象、良し。ミオ!シア!退いて!」
フィーナの言葉に中央突破で離脱して来るミオとシア
「来たれ召雷!サンダーストーム!!!」
無数の雷に消えさる漆黒の鎧
「うし、終わり。」
フィーナがそう言った直後
転移魔方陣から出てくる無数の漆黒の鎧
「…魔力回路か。風濫、なるべく早くね。」
王間
独特の金属音が何度も響き、その都度距離を開ける2人
「へぇ、中々やるわね。やはり剣の道を?」
「えぇそうよ。けど剣道では無いわ。剣術よ!」
シオの言葉にふぅ。っと息を吐くと口を開く風濫
「シオ。決めましょう。どちらの方が上か。」
「えぇ。良いわよ。」
そう言うと同時にシオの剣に漆黒の気が纏われる
それを見て剣先を後ろ向きやや下に構える風濫
―Magic Load―
レヴィキスがそう言うと薬莢が排出される
それと同時にレヴィキスの刀身に漆黒の気が纏われる
「行くわよ。」
そう言うと駆け出し上からレヴィキスを振り下ろす風濫
それを受け止めるシオ
「漆黒の薔薇とも有る者が、この程度なの?」
「あら?これが全力だとお思いで?」
風濫の言葉に「えっ?」っと疑問に思うシオ
「レヴィキス、フルロード!全力全開!!!」
―Strike Breaker―
レヴィキスの声に一層勢いが増すレヴィキスに纏う漆黒の気
それと同時にシオの剣にヒビが入る
「なっ!まさか。まさかこの私が!」
「そのまさかよ!」
それと同時にシオの剣が割れ、風濫の全力を無防備で受けるシオ
「フフッ。流石ね。けど、私のマスターには、全然…ね………。」
そう言い残し消滅するシオ
それを確認し息を吐きレヴィキスを納める風濫
―見事だな―
突然声が聞こえる
咄嗟にレヴィキスを抜き口を開く風濫
「誰だ!姿を現せ!」
―流石だな。そう言う所が好きだ―
そう言うと風濫の目の前に人影が現れる
その人影を見て口を開く風濫
「マスターラビス。…いえ、この感じは、闇の世界の者、マアラ!」
「正解だ。」
「今回は何用かしら?もしかして完全具現の前の予習って所かしら?」
風濫の言葉にニヤリと笑うと口を開くマアラ
「まぁ、そのような所だ。お陰でどのくらいの力を振るえるか判明した。
完全具現化した時が楽しみだ。」
「それで、私に何か用なのかしら?」
風濫の言葉に再度ニヤリと笑うと口を開くマアラ
「察しが良いな。我が配下に…「断る!」
マアラの言葉を遮る風濫
「何故だ?汝は闇に身を置く者。故に我に付くのは当然ではないのか?」
「勘違いしないで欲しいわね。私が忠誠を誓ったのはマスターラビス。貴方では無い!」
そう言うとレヴィキスを向ける風濫
「…面白い。我が完全具現に成功した時の反応が楽しみだ。さて、宿主に帰すとするか。」
そう言うと崩れ落ちるラビス
「マスターラビス!」
咄嗟に剣を床に刺しラビスを支える風濫
「ん、んん。……シルヴィー。ここは?ワラワは何故こんな所に居るのじゃ?」
「マアラが、具現化していました。」
「…そうか。すまないのう。」
「いいえ。大丈夫です。…戻りましょう、マスターラビス。」
「…そうじゃな。」
ラビスの言葉に転移魔方陣で去って行く風濫
校庭
無数の漆黒の鎧を相手にしているフィーナがふと何かに気付く
「(魔力が途切れた。)シア!抑えて!」
フィーナの言葉に意図を理解し、少しでも数を減らすシア
「神楽巫緒。見ていなさい。神雷(しんらい)を。」
そう言うと詠唱に入るフィーナ
それと同時に大気の魔力が凍りつく
「何、この感じ。」
驚くセイナ
「魔力が、凍てついてる。」
ミオも感じている
「最上級の雷魔法。神具「雷神の鉄鎚(トール・ハンマー)」。見せてあげるわ。」
そう言うと同時にフィーナの足元に魔方陣が展開する
「来たれ神のイカヅチ!トール・ハンマー!!!」
フィーナの言葉と同時に離脱するシア
その直後漆黒の鎧を一層する神雷
雷が止んだ後には何も残っていなかった
「凄い。」
その一言しか出ないシア
「どう?これが最上級で神具とも言われる「雷神の鉄鎚(トール・ハンマー)」よ。」
「…凄い。けど、その力を使い方次第ですよね?」
ミオの言葉に頷くフィーナ
「えぇ。巨大な力を振るう者はその力をどんな時に、どのような為に使うのかを、
理解しなくてはいけない。過ちは、必ず自らに帰ってくるから。」
「フィーナさん。…はい。」
翌日の放課後
昨日の事が何も無かったように学校が終わった
道場で部活をしているミオを部長が呼び止める
「部長。何でしょうか?」
「お客さん。」
そう言って道場の入り口の方を見るとそこに居たのは風濫だった
「…済みません、少し抜けます。」
「はい、行ってらっしゃい。」
道場裏
「何事も無かったようになってるわね。」
「はい。昨日あんな事があったのがウソのようです。」
「そう。」
そう言うと空を見上げる風濫
「…何か、用事が有って来たんじゃないんですか?」
ミオの言葉に視線を下げると口を開く風濫
「忠告。闇の世界の者マアラの人間界への完全なる具現化は迫ってきてるわ。
いつでも戦えるように気を引き締めなさい。」
「…はい。それよりも、間宮さんはどうするんですか?」
ミオに問われ口を開く風濫
「さぁ、それは解らないわ。けど、気を付けておきなさい。他の方にもよろしく。」
そう言うとその場から去って行く風濫
「…はい。」
「シルヴィー。」
校門を出た所で聞いた事の有る声に呼び止められる風濫
疑問に思い声のした方を向く風濫
そこに居たのは…
「ノーストル様。何用でしょうか?」
「とぼけないで。迫ってきているんでしょう?マアラの復活が。」
シグーネの言葉にやれやれと言った感じで口を開く風濫
「はい、その通りです。時期は特定出来ませんが、1ヶ月以内が妥当かと。」
「そう。…アタシはミオに協力するつもりよ。シルヴィー、貴女はどうするの?」
シグーネに問われ口を開く風濫
「解りません。ラビス様の、最後の言次第と言っておきます。それでは。」
そう言うとその場から去って行く風濫
「シルヴィー、出来る事なら…。」
この後、ラビスを贄とし、マアラが人間界に完全具現化する
プウーペは?レイカは?そしてシルヴィーは?
物語は、加速していく
みら!エン本編へ
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